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'11/9/3

福山駅、11日に120周年



 福山市のJR福山駅が11日、1891年に広島県内初の鉄道駅として誕生してから120周年を迎える。山陽線と福塩線の結節点として県内で2番目に利用者数の多い駅に成長した半面、車社会の台頭で駅前のにぎわいには陰りも見える。JR西日本は同日午前11時から、福山駅一帯で記念イベントを開く。

 民間会社の山陽鉄道は1891年9月11日、笠岡―福山間を開通させ、福山駅を設置した。日清戦争直前の1894年6月に広島まで延伸。県史によると、翌95年の福山駅の利用者は1日当たり約500人だった。

 福塩線も全通し、県東部の東西、南北ラインを結ぶ要衝となった。新幹線の開通、民営化などを経て、1990年代前半の利用者は約5万人に達した。

 11日の記念イベントは、福山駅と福山駅前商店会が、駅一帯の歴史をたどる写真展や、駅探検ツアーなどを企画する。藤原健治駅長は「支えてくれた地域への感謝を示したい」と話している。

【写真説明】福塩線が全通した1938年当時の福山駅前




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