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【大リーグ】イチロー「全然興味ない」 日米通算488二塁打にも平然2011年9月3日 紙面から
【シアトル秋野未知】11年連続200安打達成しか興味がない!? マリナーズのイチロー外野手(37)は1日、地元のエンゼルス戦の3回に適時二塁打を放ち、日米通算488二塁打。立浪和義氏の日本プロ野球記録を抜き、アスレチックスの松井秀喜に肩を並べた。ただ、イチローは「全然興味ないから」と軽く一蹴。7回の中前打ではメジャー通算2400安打も達成し「11年連続200安打」に向け、9月は幸先のいいマルチ発進となった。 メモリアルの一打もイチローの眼中には全くなかった。3回無死一、二塁。ボール球の内角低めスライダーを技ありのスイングで右翼線に運ぶ。記念すべき日米通算488二塁打。立浪を抜き松井に肩を並べる一撃となったが、51番は知ってか知らずかあくまで平静を装った。 「節目? え、何? (報道陣とは)温度差ありすぎでしょ。まったく知らないからね」。二塁打そのものについても「いや、ちょっと気の利いたこと言えない。全然興味ないから…」と苦笑いを浮かべた。 7回は粘った末に11球目の甘いツーシームを火の出るような強烈なピッチャー返し。メジャー通算2400安打としたが、これについても「ま、500くらいずつだとそう(節目に)なると思うけど、100ずつだと何かね。それも、ちょっと気の利いたこと言えないよね」と意に介さなかった。 やはり視野に入れるのは、前人未到の「11年連続200安打」のみだ。ここ11試合で7度のマルチ安打と好調を維持。いやが上にも期待は高まる。もちろん残り26試合で44安打と置かれた立場は厳しいことに変わりはない。1日の米ヤフースポーツは、デボールト記者が特集記事で「イチローの引退が近づきマリナーズでの選手生活も終わろうとしている。しかし、殿堂入りは間違いない」と、まるで“終わった選手”のような扱い。そんな外野の声を黙らせるには、9月に快音を連発して不可能を可能にするしかない。 PR情報
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