島根県西部の石見地区への観光を呼び掛けようと、石見観光振興協議会とひろでん中国新聞旅行が２日、広島電鉄の広島駅（広島市南区）―広電宮島口（廿日市市）間で路面電車３両を貸し切り、参加者に特産品や伝統芸能を紹介した。

　往復で計約90人が乗車。法被や浴衣姿の島根県職員など約20人が、浜田市の地酒や益田市のマスカットなどの特産品５品を参加者に振る舞った。

　伝統芸能「石見神楽」の魅力を語る講座や宿泊施設の紹介があり、参加者はパンフレットを見ながら熱心に聞いていた。浜田市の西村神楽社中の２人による「恵比寿」の上演もあった。

【写真説明】路面電車内で、伝統の石見神楽を参加者にＰＲするメンバー