ケーブルテレビ(CATV)の回線を利用して高速なデータ通信を行うための規格。元々北米の業界団体などが推進していもので、ITU-TS(国際電気通信連合)によってJ.112として標準化された。仕様の検討や製品の認証などは業界団体のCable Labsが行なっている。
1997年にDOCSIS 1.0が発表され、1999年に1.1、2002年に2.0と改良されていった。日本のケーブルテレビ局でも採用が進み、下り30〜42Mbps程度の高速なケーブルインターネットサービスが提供されている。2007年に策定されたDOCSIS 3.0ではIPv6へ対応し、複数の周波数帯域を束ねるチャネルボンディング(channel bonding)技術により最高で下り160Mbps、上り120Mbpsの通信速度に対応している。