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【格闘技】

清水智信が初防衛戦に大毅指名

2011年9月2日 紙面から

大毅戦を熱望した新王者・清水(竹下陽二撮影)

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 WBA世界スーパーフライ級王座を獲得した清水智信(30)=金子=とWBA世界バンタム級王座2度目の防衛に成功した亀田興毅(23)=亀田=が1日、それぞれ東京都内で一夜明け会見した。清水サイドは初防衛戦の相手に、亀田3兄弟の次男、大毅(22)を熱望。興毅は当面バンタム級で防衛戦を続けることを明らかにした。

 大毅の名前が出ると清水は即座にこう答えた。

 「大毅選手はWBAのスーパーフライの1位だし、絶対に戦う可能性がある。向こうはフィジカルが強いから、スピードで勝負したい」

 両目上のばんそうこうと傷を隠すためのサングラスが激戦を物語る。前夜は疲労困憊(こんぱい)で病院に直行し点滴。一夜を病院で過ごし、退院してきたばかりだというのに、早くも戦闘モードだ。

 実は、前夜のカサレス戦で右眼窩(がんか)底骨折。幸い、程度は軽く、手術の必要はない。初防衛戦は12月ギリギリで間に合いそうな雰囲気で、金子賢司トレーナーが「次は亀田大毅選手とビッグマッチをやらせたい」と言い、金子健太郎会長も「大毅戦を希望? 大希望です」とオヤジギャグでキッパリ。舞台は12月に予定される亀田祭が有力。イケメンボクサー清水と大毅との決戦となれば、話題性も抜群だ。

 内藤大助をめぐって因縁浅からぬ2人。大毅は2007年10月にWBC世界フライ級王者内藤に大差の判定負け。反則行為もあってバッシングを受けた。一方、清水は08年7月に同じく内藤に挑戦し、逆転KO負け。ともに内藤戦で地獄を見てはい上がってきた。

 「今までボクシングをやってきた証しで、世界のベルトがほしかった。これからは、周りの人のために戦う」と清水。暫定王者シンワンチャー(タイ)との統一戦の可能性もあるが、今後の成り行きに注目だ。 (竹下陽二)

 

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