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'11/9/2

法務に平岡秀夫氏決まる 野田内閣 財務は安住、外務は玄葉氏

 野田佳彦新首相(54)は2日午前、新内閣の顔触れを決めた。財務相に民主党の安住淳前国対委員長(49)、外相に玄葉光一郎国家戦略担当相(前政調会長)=(47)=を起用。行政刷新兼国家公務員制度改革担当相に蓮舫首相補佐官(43)、厚生労働相に小宮山洋子厚労副大臣(62)、総務相に川端達夫前文部科学相(66)を充て、小沢一郎元代表側近の山岡賢次元国対委員長(68)を国家公安委員長に登用するなど挙党態勢を重視した布陣を敷いた。

 午後の首相任命式・閣僚認証式を経て、民主、国民新両党連立の新内閣が正式に発足する。

 民主党代表選で争った鹿野道彦農相(69)は再任。経済産業相に鉢呂吉雄元国対委員長(63)、国土交通相に前田武志参院予算委員長(73)、防衛相に一川保夫参院政審会長(69)、文部科学相に中川正春元文科副大臣(61)を内定した。法相は平岡秀夫総務副大臣(57)、経済財政担当相兼国家戦略担当相は古川元久元官房副長官(45)となった。

 平野達男復興対策担当相(57)も再任、「原子力安全庁」の環境省設置を主導した細野豪志原発事故担当相(40)を再任の上で環境相を兼務させ、震災復興や原発安全への取り組み継続、強化を前面に掲げた。

 官房長官に側近の藤村修前幹事長代理(61)を起用し、国民新党の自見庄三郎金融・郵政改革担当相(65)も再任。財務相起用が有力となっていた岡田克也幹事長(58)については、小沢氏の党員資格停止処分を主導したことで党内に異論があることも考慮、最終的に入閣を見送った。

 野田氏は午前、官邸に入り国民新党の亀井静香代表との会談後に組閣本部を設置。閣僚内定者を順次呼び込み、藤村氏が閣僚名簿を発表する。内閣発足後の夕方に官邸で記者会見。この後、初閣議に臨む。




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