大高: はい ゲストコーナーです。 今日は東京キリスト大学教授、「救う会」常任副会長であります、西岡力さんにお越しいただきました。
井尻,前田: こんばんは。
西岡: こんばんは。 どうぞ宜しくお願い致します。
大高: 西岡さん最近お出しになられた本ですけど、
西岡: 恥ずかしいです
大高: こちらですね。 PHPから出ておりいます。
「日韓歴史問題の真実 -全ては嘘から始まった-
」ということで、まぁ日韓問題本当にこじれておりますけれども、
前田: ねぇ。
大高: なぜこじれてしまったのか色々とお伺いして行きたいと思います。
西岡: はい。
大高: まず最初にですね、もう日韓問題は1965年に日本が韓国に五億ドル賠償金を支払ってもう賠償はすんでいるわけですよね?
西岡: まぁ、賠償する必要はなくてですね。
大高: ええ。
西岡: 経済協力したんですね、この本にも書いたのですけど。
大高: ええ。
西岡: 賠償とか補償とか色々言葉はあるんですけど、賠償と云うのは戦争で勝った国が負けた国から取るんですよね。
大高: はい。
西岡: で、日本と韓国は戦争はしていないんですね。
井尻: そーう。
大高: 一緒に戦った。
西岡: そう、日本側だったわけですからね。
井尻: うんそうです。
西岡: ところが、李承晩政権は(日本から)賠償を取りたかったんですよ。
前田: ほーぉ
西岡: それで「サンフランシスコ講和条約として入れてくれ」と。
井尻: うん。
西岡: なぜなら「亡命政権があった」といったんですけど国際的には認められなくてつまり賠償を取る(請求する)という国際的な権限がないということが日本が決めたんじゃないですよ。敗戦国が決めたわけじゃなくて、戦勝国が決めた枠組みなんですよね。ただし、条約とか協定なしに韓国が先に独立してしまったのでそこには日本人が置いてきた財産があるわけです。
西岡: 韓国人の財産が日本にあったり、あるいは徴用とか徴兵の日本の為に働いた人の未払い賃金、怪我をした人の補償とか、そういうのが両方に残っている訳です。だからまぁ言って見れば、「協議なしに別居のほうが始まってしまって、お互いの家に財産があって、それをどう請求するか」というのが請求権なんですね。
前田: 非常にわかりやすい。
西岡: その請求権に就いては、サンフランシスコ講和条約に「お互い両国で話し合いなさい」と書いてある訳です。
大高: はい。
西岡: それでその過去の清算、請求権については終わって、1965年に日韓国交正常化なった訳です。全部終わったと言うわけです。
大高: はい。請求権と経済協力と。
西岡: 請求権についてもうちょっと言うと、日本の外務省は日本の国益を第一に考えますから、今の外務省とぜんぜん違いますが、当時は「請求権は我々のほうが貰う分が多い」と言ったんです。
井尻: うん。
西岡: 実際に日本側の置いてきた財産のほうが多いんです。
井尻: 圧倒的にそうですね。
西岡: 韓国側はそれは困りますから、考えましてサンフランシスコ講和条約のときに彼らはロビー活動をしました。日本の財産は米軍政が没収したわけです。そして3年間米軍政を経て大韓民国が出来たときに、米軍は大韓民国に渡しました。 その「米軍が行った財産処理を日本は承認する」と言う文章を韓国はサンフランシスコ講和条約に書かせることに成功しました。
前田: あー。
西岡: だから日本は韓国がやったのではなくて米軍がやったこと承認すると。そうすると日本の請求権はなくなるのかという議論になりますが、しかし「ハーグ陸戦法規」という国際法に依りますと、日本国憲法もそうですが占領地で法律を作ってはいけません。「ハーグ陸戦法規」によりますと、いくら戦勝国でも民間人の財産は没収してはいけません。
前田: うん。
西岡: 日本は条約を承認したので、日本の公的財産、総督府、朝鮮軍の財産については請求権はありません。
井尻: そうでしょうね。
西岡: サンフランシスコ条約にサインしましたから。 しかし、米軍が韓国に渡したので民間人の財産の請求権は残っています。 「お金で返してほしいという。」 それに対して、韓国側は未払い賃金、日本にある財産の請求権がありました。 「それの交渉をしよう」「計算すると日本が多いですよ。」と日本は言いました。
前田: どうなったんですか?
西岡: どうなったのかをいうまえにもう一つ言っておきたいんのは。
前田: はい。
西岡: 北朝鮮に対して日本は過去の清算を終わってませんよね?
大高: はい。
西岡: 北朝鮮はサンフランシスコ講和条約に入ってないです。ソ連も入っていませんね。
井尻: そうです共産圏は。
西岡: 共産圏は講和条約に入っていません。北朝鮮はソ連が占領しました。共産圏は入っていませんから、ソ連軍が日本の財産を没収して北朝鮮政府に渡した行為を日本は承認していません。
西岡: 従って日本が北朝鮮地域に残した官民両方の財産請求権はまだ残っています。
前田: いまでもまだ残ってる?
西岡: はい。
井尻: 決着していない。
西岡: 韓国は官のほうはサンフランシスコ講和条約で放棄したと。しかし民のほうは残っています。 「民のほうだけでも日本の貰い分が多い。」と日本は言いました。それで揉めました。韓国の方は「何言ってんだ。そんな事言うなら、『カイロ宣言』に 『植民地は奴隷的状態だ』と書いてあるじゃないか。」 注:カイロ宣言は批准されていない。 「日本はひどい事やったのだから、日本の貰い分が大きいのはおかしい。」と言いました。そうすると、日本の代表、久保田さんが「そこまで仰るのなら日本は植民地時代に木を植えました。学校を作りました。」
井尻: そうそう。
大高: 「レールも作った。」
西岡: 「そう云う事を言わざるをえないことになりますよ。」と言いました。そしたら韓国側は怒りました、机をたたいて「それなら一緒に交渉は出来ない」と言いました。注:今と変わらない。 それが「久保田発言」として有名になりました。当時の新聞ー朝日新聞などを調べますと、「久保田よく言った。」と書いてあります。
前田: おぉ−、あの朝日でさえ。
西岡: 当時の事を知っている人達がたくさんいましたから。また外交交渉はお互いの真中で妥協します。最初の発言は強気で徐々にまとめます。当時の世界情勢を見ると、日米韓の三角同盟と、そ中北の三角同盟が対立していました。共産圏と対立していました。プサンに赤旗が立つことは日本の国益にとって良くない事でした。 そう言った中で日韓の利害対立をまとめなければいけなかったのです。
西岡: 「日本の貰い分が多い」と言う議論に対してアメリカが間に立ってまとめました。国務省は「サンフランシスコ講和条約のアメリカ側の理解」と言う文書を出して、「日本は日本の財産の移管を承認したので、民のほうも含めて日本の財産の請求権は消えました。」 「日本は日本の貰い分が多いと言うのは諦めなさい。ただし、日本は相当大きな財産を韓国は置いていったので、韓国側の請求権のなかにそれが入っています。そのように検討しなさい。」という中間的な妥協案を出して日本もそれを飲みました。
西岡: 日本は韓国に日本政府による徴用者、徴兵者の人数、死者、負傷者の本当の人数を出し:、未払いの金額がいくらになるのか求めました。韓国側は「わかりました」と言って調べました。ここではっきり言っておきたいのは韓国側から慰安婦の請求は出ていません。
前田: 出ていない?
井尻: 強制的な慰安婦の連行はないわけですからね。
西岡: そうですね。つまり李承晩は反日大統領と言われていますけれど
西岡: 戦争が終わった当時の韓国では慰安婦は強制的に連行されたなんて言いませんでした。貧しくて身売りした人がいるのになぜ日本の軍隊が朝鮮の女性を連行しなければいけないんだ。 みんな知っていました。当時は日本軍に志願入隊する朝鮮人もたくさんいました。
井尻: そうですね。
前田: はい。
西岡: たとえばその人が自分の妹やお母さんを連行して慰安所で強姦しているという事知っていて日本軍に入隊しますか?
前田: ありえません。
西岡: ありえませんね。普通銃を日本軍に向けますね。
大高: はい。
前田: まったくそうですね。
西岡: 当時生きていた人はみんな知っているんです。
井尻: 真実はそのとうりです。
西岡: だから請求はありませんでした。しかし徴兵の人、徴用の人がいました。「それは払いましょう。」と言いました。金額の規模は一億ドルにもなりませんでした。
前田: そんなに少なかったのですか。
井尻: 未払いは例外的な事ですね。
前田: でも日本は五億ドル
西岡: もうひとつ誤解があります。ドイツを例に出して、ドイツと日本を比較して、「ドイツは個人補償している。」といいますね。
前田: よく言われますね。
西岡: しかし、韓国の政権は 李承晩もそうです、朴正煕もそうですが、日本の政府が日本の軍隊で苦労した人、徴用者で負傷した人の年金を出すことを拒否しました。
前田: ほーぅ
西岡: 「しないでくれ」「韓国政府がまとめて金額をもらう」と言いました。 「韓国の民間人の持つ財産請求権も韓国政府に一括して欲しい。」
前田: なるほど
西岡: それは独立国として当たり前のことだと思います。
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日韓歴史問題の真実 3-2
井尻: 独立の享受ですね。
西岡: そうです。
大高: 個人と韓国政府の問題ですね?
西岡: そうです。なぜそうなるかというと、独立運動をした人もいるんです。朝鮮戦争で韓国軍として戦って死んだ人もいるわけです。 物価水準が違いますので韓国政府がそう言った人達に与える年金より日本の円で日本の軍隊に言っていた人達に与える個人年金の金額の方が多くなります。
井尻: うーん
西岡: 韓国のために戦った人よりも、日本のために戦った人のほうが金額が大きくなります。 ソウルに日本の連絡事務所がありました。もし韓国が「日本の軍隊にいた人来てください」と言って年金手帳を渡してたら独立国ではなくなってしまします。
大高: それは韓国を馬鹿にしています。
前田: 韓国政府はこれはみっともないと感じるでしょう。
西岡: そうです。だから韓国は個人補償を拒否しました。そのことをこの本にも書きました。
ところが、2000年になって日本は在日朝鮮人の徴兵者、徴用者に見舞い金を出す制度を作りました。
大高: あの野中さんが
西岡: そうです、その制度は韓国を馬鹿にしています。 一億ドルにもならなかったけれども、日本軍に所属した人の保証金はまとめて韓国政府にいきました。 それと日本からの五億ドルの経済援助。 なぜ五億ドルになったのかというと、当時は日本と立場を同じくする韓国は反共の自由主義国だったから、経済協力をしたんです。
井尻: そういうことです。
大高: 合計で五億ドル?
西岡: そうです。 韓国政府に合計で五億ドル支払うという事で全て話し合いが終わったわけです。
前田: その五億ドルというのは、当時の額としてみて多いのですか?少ないのですか?
大高: すごい多いですよだって・・・
西岡: あのね、当時の日本の外貨準備高が18億ドルなんです。
前田: 日本の準備高がですか?
西岡: 手持ちのみでです。
前田: 日本の半分近いですね。
西岡: そして、当時の韓国の外貨準備高は全部で1億3000万ドルしかなかったんです。
前田: 韓国は全部で一億3000万ドルしかなかった? そこへ5億ドルですか?
西岡: 日本も支払いが苦しかったのです。一括払いが出来なくて、十年分割で払いました。 五億ドルのうち三億ドルは本当に無償で渡しました。 残り二億ドルは低利で貸しました。
韓国の一億3000万ドルから比べれば三億ドルは倍以上、五億ドルは四倍以上ですね。
大高: 「漢岸の奇跡」でものすごい経済成長が合ったわけですね。
西岡: 韓国政府は日本の10年間の支払いが終わったあと、「請求権白書」という白書を出して、五億ドルの請求金がいくら何に使われたのか調べて計算しています。 1965年から1975年の中で、五億ドルが韓国の経済に寄与した率は20%でした。 「漢岸の奇跡」の五億ドルが20%韓国の経済に貢献しました。それはお互いにとってよいことですね?
井尻: そうですね。
西岡: 世界にはたくさん経済援助を受けている国がたくさんありすね? 靴を買った大統領夫人なんかが居ましたけど。
井尻: ハハハ
西岡: 腐敗しているところにいくらお金を上げても無駄なんです。
前田: そのとうりですね。
西岡: 朴大統領が立派なのは個人が貰うべき物でも政府が受け取りました。 韓国には慰安婦の人、徴用で働いた人、出稼ぎをして炭坑で死んで人もいました。 しかし彼らに金を渡すと、消費しただけで終わってしまいます。 朴大統領は五億ドルは生産材しか買わない、消費財は買わないと決めたました。
前田: うーん。
西岡: 生産材でも国産品は買わないと決めました。 国産できない輸入の生産材だけに五億ドルを使いました。 高速道路のセメント材を輸入するのも大統領が決済サインしました。
そうでなければ賄賂で横にお金が流れます。 「この金は植民地支配の結果支払われたお金だから、絶対に無駄に使わない。」
前田: それは立派だ。
西岡: 新日鉄の最高の技術を利用したぽ案製鉄所を作ったのです。 今新日鉄とライバル同士です。
井尻: そうですね。
西岡: あと高速道路とダムを作ったんです。 今冬ソナブームで観光客がチュンチョンに行くでしょう。 あそこの湖のダムは日本の経済協力金で作られたんです。 それによってソウルは洪水の被害がなくなったんですよ。
前田: なるほど
大高: 日本は持ち出しで赤字になってしまいますね。
西岡: 経済成長によって韓国が経済成長して日本からの輸出がどんどん行われている訳です。 貿易額を見ると日本は黒字で韓国は赤字です。
大高: お互いにとっていいことですね。
西岡: お互いにとっていいことです。 ゼロサムゲームではなくて共存です。
前田: 本当にいいことですね。
大高: 少しここで論点をはっきりしたいんですが。 しっかり決着がついた問題なんですが、それにもかかわらずつい最近ですね、2005年3月1日、盧武鉉大統領のですね、こういう演説がありました。 ちょっと読んでみましょう。
前田: 読みましょう。 「2005年3月1日。私は拉致問題による日本国民の怒りを十分に理解します。 同様に日本も立場を替えて考えてみなければなりません。 日帝36年間、強制徴用から従軍慰安婦問題にいたるまで、数十、数万倍の苦痛を受けたわれわれ国民の怒りを理解しなければいけないのです。」
大高: これはなんですか? 解決した問題なのに未だに言っていますね。 強制徴用と従軍慰安婦という言葉がまた使われています。
前田: 彼は歴史を知らないんですか?
西岡: 私もこの本を書いているときにその演説を聞いて「大変な問題」と感じて一文章を書き入れました。 これは拉致事件と慰安婦問題とバーターにしているわけですね。 盧武鉉大統領は北朝鮮の慰安婦問題と同じ見解を一緒になって述べています。
前田: そうですね。
西岡: 拉致事件は現在進行形ですね。 植民地支配は終わりました。 法的にも決着がつきました。 そして従軍慰安婦はなかったことですよね?
大高: はい
西岡: ですから、今も終わっていない拉致問題となかったこと比べて論じ、その被害を二十三重に大きく言う事はめちゃくちゃです。
井尻: そうです。
西岡: 「黙っていてはいけないと思いました。」 「全て終わっている。」 日韓が国交回復したいきさつを書きました。 国交正常化の文書にも「全て最終的に終わっている」と書いてあります。 議事録にも書いてあります。 「韓国側が要求した全ての徴用徴兵の請求は終了している」 それなのに未だにこんなこというと近代国家の外交とは思えないですね。
前田: 西岡さんこの大統領は歴史的な経緯をわかっていてわざと政治的な意味でこのように言ってるのですかそれとも歴史をわかってないでこう発言してるのでですか?
西岡: その演説の文章の後に彼はこう言っています、「過去の真実を究明し心から謝罪し、賠償しなければいけない場合賠償し、そして若いしなければいけない。」
前田: さっきに西岡さんがはなした事と完全に違いますね。
西岡: 最初の文には賠償というう文字はなかったそうです。 大統領が自分で入れたそうです。 サンフランシスコ条約も何も意味が無いです。
大高: そうするとこれはゆすりたかりですね。
西岡: 日本国内でゆすりたかりをしなさいという日本人が居たんです。
大高: 誰ですか
前田: ひどいですね
西岡: 朝日新聞とNHKが喧嘩していますね。 私は朝日のほうが悪いと思いますけど。 慰安婦問題がわかりやすいです。 そもそも慰安婦問題は朝日新聞が捏造した物です。 誤報というものは本人が悪意がなくて間違った物ですが、捏造は悪意が始めからあります。 慰安婦で最初に裁判を起こした金学順というおばあさんがいるわけですが、それを最初に報道したのは韓国の新聞ではなく朝日新聞です。 1991年の8月です。 ところが日本を相手に裁判を起こしたその訴状を読んで見ますと「わたしは四十円でキーセンに売られました。私を買った人にキーセンの修行をさせられて、その買った人と一緒に日本軍の基地の近くに行きました。」と書いてあるんですね。
井尻: うーん
西岡: これは人身売買の被害者ですよね?四十円で売られたのですから。 ところが朝日新聞は「女子挺身隊として強制連行された人が出てきた」と記事に書いたんです。 (注 飛行機工場などで働く人)
前田: ぜんぜん違うじゃないですか。
大高: 挺身隊と慰安婦がごちゃ混ぜにされたしまった違う物なのに。
西岡: はい。 そして強制連行。 人身売買された人を強制連行と書いたんですね。 その記事を書いた人上村という記者です今でも朝日新聞の現役の記者です。
前田: 今までも現役ですか
西岡: 北京特派委員として北京に居ます。 彼は韓国語が出来ますから北朝鮮問題日朝問題とかの記事を書いています。 その前はソウル特派委員でした。 彼の奥さんは韓国人です。 別に韓国人でかまわないんですが、どう言う人かというとその奥さんのお母さんが日本に対し裁判を起こしている遺族会の幹部なんです。
大高: すごいつながりですね。
西岡: その遺族会の幹部の義理のお母さんから慰安婦のおばあさんを紹介してもらって、世界的なスクープを書いたわけです。
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日韓歴史問題の真実 3-3
大高: はい
西岡: しかしそのスクープで自分の紙面を利用して次分の義理のお母さんの裁判が有利になるように強制連行されていない人身売買の人を強制連行と書いたんです
前田: ほぉー
大高: はい
西岡: 未だに彼は訂正していないんです、今現在も。
前田: ひどいなこりゃー。
大高: なぜ今だに訂正しない記者を朝日新聞は使っているんですか?
前田: 年収何千万
西岡: まぁ私も前から何回も指摘していまして、僕は92年に名指しで 「上村さんけしからん」と月間文芸春秋に書いたんですよ。
西岡: そうしたら朝日新聞は上村さんをですね、韓国語ができる記者なのにソウルに送らずに
テヘランに送ったわけです。 僕は武士の情けを感じて、「テヘランに送ったから今後彼は朝鮮
問題をやらないいんだな。 事実上の左遷だな。」と思って固有名詞出すのを5年くらい止めたのです
前田: 西岡さんはやさしいから。
大高: そしたらテヘランから。
西岡: ソウルに行ってしまったわけで。
大高: ひどいじゃないですか。
西岡: 慰安婦問題はその5年後くらいから日本の教科書に載るようになってしまってもう一回言う(彼を批判)ようになってこの本に書きました。 一度書いたことをあまり書きたくはないんですね。
井尻: そうですね。
西岡: でも嘘がはびこってるからには言わざるをえないし もう少し詳しく調べて書いたんですよ。もう一つ言いたいのはここにありますように 朝日新聞が慰安婦の記事を書いたので韓国が怒ったのです。 そうしたら日本政府は調査したんです。 日本政府が調査する前に僕は外務省北東アジア課に行ってですね、 「日本が最初に謝ったけど、なんで謝ったのか?権力による強制連行があると思って謝ったのか?」 と聞いたら、「それはこれから調査する」と言ったのです。これから調査するのに宮沢総理は8回 ソウルで謝ったんです。
大高: ええ
西岡: 調査した結果これが出たのです。
大高: はい
西岡: 今度の河野談話、つまり公権力による強制連行があったかなかったかなんですが、
大高: 問題はこの辺ですね
西岡: そうですね。
西岡: つまり「募集ついては軍の要請を受けた業者が主としてこれにあたったが、その場合も
甘言強圧等による本人たちの意思に反して集められた。」 「本人たちの意思に反した」という事は強制ですよね?
前田: はい
西岡: ここに「さらに官憲等がこれに直殺荷担する事もあった。」つまり人たちの意思に反する事に官憲が荷担した。官憲って事は権力って事ですよね?
前田: そうですねー
西岡: 軍隊とか警察機関とかですよね?
大高: はい。
西岡: しかしこの例はまったくないんです。なんの根拠もないんです。
前田: どうしちゃったんですか?
西岡: これについても僕は政府に糾したんですね。 政府「根拠となる文書はなかった。
ただ慰安婦の女性の聞き取りで出てきた」と言ったんですね。 しかしその聞き取りも、きちんと精査しますと、韓国の専門家が調査した結果「強制連行がある」といっている人の証言はかなり怪しいということが明らかにってなって、日本に対して裁判を起こしている人で、残る人たちは4人でそのうちの2人は実は「キーセンに売られた」
大高: はい。
西岡: 残る二人は、プサンとか日本ので慰安所で働いていたと言うんですね。
戦地じゃない所で軍が強制連行する必要はないんですね。
大高: はい
西岡: 人身売買があったわけですから。 つまりそして誰もいなくなったという事をこの本詳しくに書いてあるんですが。 今度朝日新聞が捏造して、韓国政府が怒ったらば、日本側が嘘を根拠に謝ってしまって、強制連行を認めたと。 日本側が先に強制連行韓国に対して日本を非難する材料を提供し、そして日本が謝るので最終的にこの飲むひょん大統領のこの演説になって、日本にとって絶対譲歩できない拉致問題が韓国の大統領に反論されると言う自体になるわけです。
大高: 話しを聞いてみますと、日韓問題のこじれは日本人が作ったようなものじゃないですか。
西岡: ですから「全ては嘘から始まった」という事なんですけど、日本人(日本の共産主義者)が提供した嘘から始まったという事なんです。 言ってみれば朝日新聞とかですねいわゆる「進歩的な」人たちですよね。
大高: なぜ河野洋平さんはこんな事しちゃったんですかね? 韓国に頼まれたのですか?
西岡: あのねー当時の金泳三政権が水面下で「強制だけは認めてくれ」 「そうしたらお金は請求しないこれで終わりにするから」
前田: ああー
西岡: と言ったんですね? それを信じてしまって
大高: だってお金また請求してますよ
西岡: だからつまり国家と国家との間では歴史認識は一致できないんですよ
前田: はい
西岡: 国内の話しならだったらすり合わせ出来るんです。 日本の自民党のやり方は足して2でわってすり合わせするんすよね。
前田: うん
西岡: 玉虫色でやると。 しかし国家対国家ではそんな事出来ないんですよ。 謝っちゃいけないいんです。
井尻: そう。
西岡: ぎりぎりまで謝らないで、そして事実関係をはっきりして、なんか強制連行について言われたら「これから調査致します。 もしそれが事実としたら遺憾な事だと思いますが、我々も日本国の官憲を信じておりますのでそんな犯罪行為はないと思います」 とかって言えばいいんですよ。 実際なかった訳ですから。
大高: ええ
西岡: ところが、面子は向こうを立てて利益は日本が取る、そういう足して2で割る事をやるという考え方は、今の中国との関係そうですよね。
井尻: そうですね。
西岡: 足して2で割るなんて絶対に駄目です。
井尻: 駄目です。
西岡: で、「言い続けなければいけない」と、「事実関係はこうだ」と。 「歴史評価については民族が違って国家が違うんだから違うんだ」と「違っていても良いということで一致しましょう。」 それ以外(解決が)ないんじゃないかという事なんですね。
前田: 慰安婦って言われるとお金も払わずに働かされるってイメージがありますけど実際慰安婦の人ってお金とか金銭面ではどうだったんですか?
西岡: ここに書いてあるんですが、
大高: 家何軒も立てたなんてね。
西岡: 「預金通帳があるから払って欲しい」というおばあさんが居るんですよで、その裁判の預金通帳を調べてみたら多額のお金が入ってて、
前田: あらま。 どれくらい儲かったんですか
西岡: いくらだったかな二万六千円。 当時で家が何軒も立つようなお金なんですね。
前田: そんなお金がおばあちゃんの預金通帳に入っていたということは
西岡: 入ってたんです。
前田: 慰安婦はお金を稼いでいたんですよね。
西岡: そうですね。慰安所は衛生も良かったしお金も良かったんですね。
前田: むしろやりたがる人がいそうな
西岡: つまり二万円というお金は当時民間の請求権なんですよ。こいいう物が残ってたから日本は65年に五億ドル払った訳です。 だからこの二万円は韓国政府が払わなくてはいけないんですよ。 だけどこのおばあちゃんは
前田: 日本背府に言っていますね、それは筋が違いますよね。
西岡: 「だから強制連行された、ひどい目にあった」と言った後「二万六千円返してくれ」
と同じ人が言う事自体めちゃくちゃですよね?
前田: 論理がもうね、一貫していない。
西岡: それは結局やらせている日本人が悪いんですよ。
大高: で、結局まとめますと今だにですね村山談話とか、河野談話とかそれが根拠になって政治家も日韓関係日中問題解決しようとする方多いじゃないですか。
西岡: うん
大高: 覆す方法はないんですか?
西岡: やっぱり日韓基本条約に戻れと言いたいですね、65年にやった事に戻るべきで、談話というのは評価ですから評価と言うのはそれぞれの政治家がしても良いですけど、日韓関係の基礎は基本条約ですからね。 これで全て終わってると
大高: はい。
西岡: そしてそのあと日韓関係は日韓両方にとって良い関係でね、反北朝鮮と言う事で連帯して日本が五億ドルそしてそれ以上の経済協力をして、韓国が腐敗がなくてダムを建てたり高速道路を立てたりしてお互い良くなったんだと「それを悪かったんだ。」というならそう言う評価をするんだったらもう日韓有効はないですよね。 日韓の現代史はお互いにとって良かったんだと。 日韓条約以降の日韓関係のついて良かった点を評価して貰えないならば日韓の友好はないと。 韓国側でも汗を流してがんばった人がいるわけですから。
井尻: そうですね。それともう一つ韓国は、中国もそうですが政権が変わるたびに歴史をやり直すところあるでしょ?
西岡: そうですね。
井尻: それが韓国の政治のねその度に外交問題が後退しまうというね。ですから政権が変わると同時に我々は共通の歴史認識の水位を上げないとね。 こういう事になってしまうというね。
西岡: ですから事実関係を何を言われても動じない、反論すると。 そして最終的に意見が一致しない場合でも日韓友好する必要があるでしょと。 すごくあまいあまい。 一致する事を求めない友好をする事だと思いますね。
大高: 本当にそう思いますね。ええ。
井尻: 本当に西岡さんが日韓の歴史でやっていることは大変重要なことをやっておられるのでどうぞ今後も頑張っていただきたいと思います。
前田: 今日はどうもありがとうございます。
大高: ありがとうございました。また拉致問題のほうもですね、頑張ってください。
西岡: 今度座り込みするんでよろしくおねがいします。
大高: そうですか。
前田: がんばってください。ま、そんなことでですね番組のほうもお時間になりましたけれど、今日も色々とね盛り沢山な内容で
井尻: 今日は重い内容が多かったね。
大高: ええ。
前田: 今日は西岡さんがね教えてくださったので楽しかったと思います
大高: 子供に歴史を教える教師たちもね。こう言う日韓の本当の歴史をですねちゃんと勉強して頂きたいですね。
前田: 是非読んでいただきたい
西岡: そうですね是非沢山お方に読んでいただきたい
大高: そうでないと子供はまた従軍慰安婦とかあったと教わったら大変なことになりますからねー。
前田: お知らせしとかないとねその本を
大高: はい。
大高: PHP からね。
前田: 「歴史問題の真実」、宜しくお願いします
大高: 非常に読みやすい本です
前田: はい。 で今日お知らせした事以外にもですね、「在日は強制連行の子孫というのは幻想である」とかですね。 色々根拠を数字を明確に述べておられますので
前田: 必読ですよ。 是非読んでください。
井尻: どーもどーも
大高: 最後までありがとうございました
一同: ありがとうございました。
前田: この後もチャンネル桜でお楽しみください。
大高: はい、さようなら。
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