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ガスト赤痢 県内11店舗、営業自粛

2011年09月01日

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「休業中」の張り紙に足を止める男性もいた=青森市新町のガスト青森新町店

 ファミリーレストラン「ガスト」で飲食した赤痢患者が県内を含む東北各地で発生している問題で、運営する「すかいらーく」は31日、県内11店舗の営業も自粛し始めた。

 県内のガストは、弘前市に3店舗、青森市、八戸市、十和田市に2店舗、五所川原市とむつ市に1店舗ずつがある。いずれも宮城県内の工場から出荷された食材を使用しているという。

 県によると、県内で赤痢を発症した10代と30代の女性はいずれも弘前市の同じガストで食事をしたという。10代の女性は18日に「選べるお好み御膳」を注文し、マグロの刺し身などを食べた。30代の女性は20日に「朝定食」でご飯やみそ汁、焼きシャケを食べたという。

 2人とも22日に腹痛や嘔吐(おう・と)、下痢などの症状を訴えて病院で受診、赤痢菌が検出された。2人はほぼ回復しているという。県には病院を通じて27日に届けがあったという。

 県の調査では家族への感染はなかった。県は関係者から話を聞き、感染源を調べているという。

 赤痢患者の公表を控えた理由について、県の担当者は「人から人への感染の可能性が低かったため、1日に発表する週報での告知にとどめるつもりだった」と説明している。

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