節電散水システム開発
　東電通

　提供：電経新聞社（2011/08/08）

　東電通は、シモンカンパニーと共同技術開発に関する業務提携を締結し、空調室外機節電散水システム「エコネット」（特許出願中）の販売を開始する。

　 エコネットは空調用室外機の熱交換器部に純水を噴霧し、水の気化熱により熱交換効率を高め、空調器の消費電力を大幅に削減。消費電力を約20％―30％程度削減する効果がある。基本電力料の基礎となる「当月最大需要電力」は、一般的に７月―８月が最大となるが、その最大需要電力を低く抑えて契約できることから消費電力削減効果と合わせると、投資回収は４年前後でできるとしている。

　 東電通は、東京都江東区枝川にある自社ビルに「エコネット」を構築し、実証実験を行った結果、効果が確認できたことから、商業施設、工場、研究所などへ広く営業展開する方針を固めた。