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<奈良>「20万円で白票を」議長ポストを買収工作 |
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(9/1 21:05) |
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奈良市議会の議長選をめぐり、当時の議長が所属会派が推薦する候補者を勝たせるため、現金20万円などで市議会議員に買収を持ちかけたことがわかりました。「米5年分」も提示するなどその生々しいやりとりが録音されていました。
「俺が白票になったら、同点ですやん」「それでええねんどっちが勝ってもええねん」「それを俺は狙っているんや」。これは6月24日の奈良市議会の議長選挙、当日のやりとりで、買収を持ちかけられた天野秀治市議(49)が録音しました。買収を持ちかけたのは最大会派に所属する山本清前議長(73)です。天野市議によると、山本前議長は無所属の天野市議に現金20万円を渡す見返りに、白票を投票するよう待ちかけたということです。その録音には、次のようなやり取りがあります。天野:「20万円はどこからできてきた?」山本:「議長は給料20万ほど多いがな。そこからわしが払う」天野:「今まで議員やってきて、お金出すと言われて、態度を変えたことはない」山本:「ならば、お米5年分で」。結局、議長選では山本前議長らが推す候補は選任されませんでした。山本前議長は体調不良を理由に取材を拒否していて、2日の市議会も欠席届けを出しています。天野市議は賄賂申し込み容疑で、刑事告発する方針です。
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