2011年 9月 1日
9月スタート多くの学校で始業式
新学期のスタートです。岡山・香川の多くの小・中・高校で1日2学期の始業式が行われました。このうち岡山市の中央小学校では全校児童773人が体育館に集まり、始業式が行われました。式では清原義之校長が「2学期は遠足や学習発表会などたくさんの行事があります。しっかりと目標を決めて、充実した2学期を過ごしてください」とあいさつしました。式の後、5年生の教室では子供たちが習字や絵など夏休みの宿題を提出していました。教育委員会によりますと、岡山では355校香川では129校の公立の小・中・高校で始業式が行われました。

岡山市民の日制定を検討へ
岡山市の高谷市長は1日開会した9月定例岡山市議会で岡山商工会議所青年部が提唱している「市民の日」制定について検討を始めたいとの考えを示しました。岡山市民の日は、岡山市が1889年6月1日に発足したことから6月1日を岡山市民の日に制定し自分たちの住む町に愛着を持ってもらおうと岡山商工会議所青年部が提唱しているものです。また、継続審議になっていた議員定数を現在の52から43に削減する議案の採決が行われ賛成少数で否決されました。

武富士創業家に損害賠償求め提訴
去年9月に経営破綻した大手消費者金融、「武富士」が法律の限度を超える利息を払わせたのは違法だとして、利用者など93人が過払い金約1億8000万円の返還を求める訴えを1日岡山地方裁判所に起こしました。訴えを起こしたのは岡山県と香川県に住む武富士の利用者と遺族93人です。訴えによりますと、武富士の創業者一族9人は違法だと認識しながら法律の上限を超える利息を利用者に払わせていたということです。過払い金の総額は1億7922万円に上り、多い人では999万円の過払いがあったということで、過払い金は創業者一族の個人資産となったとしています。同様の訴訟は全国で起こされていて、岡山地裁での提訴は全国13番目です。弁護団には今も複数の利用者から過払いについての相談があり、今後、随時追加提訴したいとしています。

訪問看護コールセンターおかやま開設
高齢化に伴い、自宅で療養する患者が増加していることなどから、訪問看護のニーズが高まっています。訪問看護についての問合せに対応するコールセンターが1日岡山市に開設されました。開所式ではセンターを開設した県医師会の井戸俊夫会長が、「訪問看護が活性化し、地域住民に役立てばうれしい」とあいさつしました。センターでは、訪問看護の利用に関する県民からの問合せに対応する他、医療機関に訪問看護ステーションを紹介するなど、関係機関同士の調整を行います。県医師会などによりますと、県内には現在106ヵ所の訪問看護ステーションがあり、約760人が携わっていますが、高齢化の進行や医療機関への入院期間が短縮化する傾向を受け、今後ますます、訪問看護の需要が高まると見られています。相談は番号が086ー238ー7577で月曜から金曜の午前9時から午後5時半まで受け付け、看護師が対応します。