『ふらんす亭』や『ステーキハンバーグ&サラダバー けん』などの人気飲食店の社長・井戸実さんが、客から届いた「まずい」というクレームを無視していることが判明した。これは井戸社長が自身の公式ブログで告白したもので、「一切の対応をしません」と断言している。
井戸社長が経営している飲食店には、肉が固い、ソースの味がしょっぱいor薄い、カレーが不味い、ハンバーグが美味しくないなどのクレームが入ることがあるという。その声によって「きちんと商品提供が出来ていたかの確認」をするとのこと。飲食店としては正しい対応といえるだろう。しかし、井戸社長はこうとも語っている。
・井戸社長のブログコメント
しかし根本的な部分、例えば肉材そのものだったり、ソース類の味、カレーのルー(調理過程のレシピ)、ハンバーグのパティの具合等の基本部分に改善は考えません。「不味い」と言われるクレームについては、そのお客様の嗜好の問題。と割り切って一切の対応をしません。なので「不味い」と言うクレームを頂戴してもこちらから積極的にクレーム応対はしないのです。極端な話で言うと「口に合わないんだから来なければ良い」と、このスタンスでいる事が究極大事なんだと思います(引用ここまで)
利用客の立場としては「口に合わないんだから来なければ良い」というのはちょっと乱暴に聞こえなくもないが……。確かに、美味しくないと感じたら二度と行かなければいいだけの話かもしれないし、すべての人に受け入れられる味を作ることは無理だとは思うが……。と、そんな声が出ている。
この件に関して外食産業に携わる人物C氏に話をうかがったところ、次のように語っていた。「確かに味の部分は個人個人の好みがありますし、まずいと感じたら二度と行かなければそれで解決です。でも日本人は民族性からなのか、相手に誠意や真心を求めるものなんですね。ですので、まずいと感じたお客さんにもまた来てもらえるように努力している飲食店のほうが好感が持たれます。多少まずくても店が好きだから行くというお客さんもいるんですよね」と語っていた。
また「まあ、たとえそういう方針でもブログに書いたり言ったりしないほうがいいと思います。でもそれを書くのが井戸社長のキャラクターといいますか、良くも悪くも性格なのかもしれませんが」とも語っていた。
井戸社長は非常にガッツと温情のある人物という印象がある。焼肉レストラン『焼肉酒家えびす』が食中毒問題を発生させた際は、従業員の再雇用を名乗り出たこともある。しかし、ブログやTwitterでは物議を醸す発言をすることがあり、反発を受けることがあるのも確かだ。ちなみに『ふらんす亭』のギャル曽根プロデュース料理はうまかった。
参照元: ロードサイドのハイエナのブログ 井戸実
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