浜松ホトニクスは1日、がん検査装置などに使用される超高感度センサーを活用した放射線検出モジュールを開発したと発表した。小型で高感度な検出機器の開発が可能になり、短時間で効率良く農産物や工業製品などの放射性物質をチェックできるようになる。東日本大震災の発生を受けて開発に着手。10月からサンプル品を出荷し、年内に本格供給を始める。
光子を100万倍に増倍できる光半導体素子「MPPC」を採用し、シンチレーターと組み合わせた。感度は一般的な放射線検出装置に使用されるシリコンフォトダイオードの約50倍で、「セシウム137」や「ヨウ素131」といった放射性物質を正確に分別できる。
比較的大型のシンチレーターを使用するので、短時間で検出できるのも特徴。農産物や工業製品をチェックするラインなどに組み込む用途などを想定している。
同社は1万台の需要があれば価格を1台10万円程度に引き下げられるとみている。7日から幕張メッセ(千葉市)で開催される「分析展2011」に出展。分析装置メーカーに提案し初年度3000台、3年後には年間1万台の販売を目指す。
浜松ホトニクス
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