新たな系統から注水開始 3号機の原子炉冷却
東京電力は1日、福島第1原発3号機で原子炉を効果的に冷やすため、「炉心スプレー系」と呼ばれる系統を使った注水を開始したと発表した。
スプレー系は、緊急炉心冷却装置(ECCS)の一つで、原子炉圧力容器内で燃料集合体を覆う炉心隔壁(シュラウド)内部にシャワーのように水をかける。毎時1トンで注水を開始し、今後注水量を段階的に増やす。その後、従来の系統からの注水量を減らし温度変化を観察する。
これまで3号機は、1、2号機と比べて原子炉の温度が高く、2倍近い量を注水。東電は少ない注水量で効果的に冷却し、汚染水の増加を抑制する狙い。
この系統と同種の配管を使っている、4号機の使用済み燃料プールの循環冷却ラインで微量の水の漏れがあったが、プール水に含まれる塩分による腐食が原因と判明。3号機に注入する水は塩分濃度が低く、影響が少ないと判断した。
(共同通信)
2011/09/01 19:28