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上下水道整備の技術やノウハウを輸出する「海外水ビジネス」に参入している北九州市が、世界遺産「アンコールワット」で知られるカンボジア北西部のシエムレアプ市で計画される浄水場建設事業の基本設計を受注したことが9日、関係者への取材で分かった。
日本の自治体では、東京都や横浜市が同ビジネスに乗り出しているが、海外で受注に成功したのは北九州市が初めて。これを機に、海外水ビジネス事業をめぐる自治体間の動きが激化しそうだ。
北九州市が受注したのは、シエムレアプ市水道公社に対する国際協力機構(JICA)の有償資金協力事業。浄水場は日量3万立方㍍の造水能力を持つ。シエムレアプ市は近年、都市化と観光客の急増によるホテル建設ラッシュで水道の供給能力が不足しており、浄水場が完成すれば水道普及率が現在の%から%に上昇するという。
JICAは2月、需要予測、配水管網計画など基本設計の入札を公募した。北九州市は、1999年からカンボジアに水道局職員を派遣して水道の技術協力をしている実績を生かして応札。昨年8月に設立した官民一体の「北九州市海外水ビジネス推進協議会」に加盟する金融機関系シンクタンク「浜銀総合研究所」(横浜市)と組んで約1400万円で落札した。
基本設計は今月中旬から8月下旬まで、市水道局職員2人が担当して作成する。必要に応じて現地入りし、鉱工業エネルギー省と計画の内容について協議しながら進めるという。
11/03/9西日本新聞