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日本の新首相にレッテルを貼るのは時期尚早

 日本では30日、民主党の野田佳彦新代表が順調に新首相に選出された。過去5年間で6人目の首相だ。一部日本メディアは野田首相の過去の言動に基づいて、その内政や外交についてさまざまなレッテルを貼っている。だが野田首相は選出されたばかりで、まだ政策を行っていない。現段階でレッテルを貼るのは時期尚早だ。(「新華網」掲載)

 重要な選挙や政局の変動があるたびに、日本メディアは好んで様々なレッテルを政治家に貼る。内政では「急進派」「穏健派」、外交では「タカ派」「ハト派」、党内では「親誰々派」「反誰々派」といった具合だ。レッテルなしには、読者は誰が誰か見分けがつかないらしい。

 野田氏も当然日本メディアの「冊封」を逃れらず、党代表選への出馬を宣言する前から「増税派」「親米派」「脱小沢派」などのレッテルを貼られてきた。

 歴代首相も同様の目にあっている。例えば菅直人前首相は、わずか1年3カ月の在職期間に「市民派」「増税派」「開国派」「脱原発派」などのレッテルを貼られ、朝令暮改を理由に「日和見主義者」とも呼ばれた。

 様々なレッテルは政策指向を示すものに過ぎない。レッテルは政治家や政党の政策のイメージの把握には確かに役立つ。だが、先入観にとらわれたレッテルがしばしば偏っており、人々をミスリードさえすることは事実によって度々証明されている。畢竟、政策は政策で、人は生き物なのだ。

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