あまり彼のことでがっかりと絶望で

こんなんじゃ、別れるしかないじゃんと
思っていたところに、昨日の元彼から
なんと、うちの近くで打ち合わせしてるから
飯でも食うか?ってメールあった

むしゃくしゃしてたし、元彼とはよりは
絶対に戻らないし、お寿司食べたかった
から、ごちそうになってきた

ご飯が終わって、カラオケに行こうと
言われ、断る理由はないしね

でも、歌っていると、彼のこと
思いだして泣きそうになった
やっぱり愛してる、彼がいい

そう思った

ところが、元彼は歌で
戻って欲しいみたいな歌をわざと
替え唄で告白してくる

それはルール違反だから
強く言った

終わったものは、終わったの
もう、そういうこと言わないで
どうして友達になれないの?

終わった男とは二度と戻らないよと
強くいった

一度手を離したら二度と戻らないって
言ってあったでしょ?

もう二度と、そんな言葉は言わないでと
いうと、はい  とうなだれる

私にとって男はひとりかふたり
それ以外は目に入らないとはっきり言った

いきなり元気なくなったけど
知ったことじゃない
それがいやなら二度とご飯も食べないからね

愛していても、終わればここまで
さっぱりしてしまう、むしろ男としては
彼がきらいだ。

私の心には、今彼のことしかない

ない、はずだけど

それが、それが
もし私がフラフラするとしたら
あの人しかいない

ほら、前の会社の同僚の
5つ年下の男のことだよ

彼のことは、きらいで
別れたわけじゃないしね

そんな噂をしてたら
その彼から仕事のことで
メールがあったんだ

夜、電話するよと書いてある

夜?電話する?
自宅通勤の彼が何時に帰るか
知らないけれど

とりあえず7時に電話すると
まだ、会社だという

あとで、かけるからという

ええ?なんだろう
何か用なのかな?

そして、9時半近くに
その電話はかかってきた

久しぶりの声
酔っているんだという
そこは、どこなの?
家にかえらないとね

そういうと、えっ?知らないのか?

俺、転勤したんだよ という
東京にはいないんだよという

そうなの?単身赴任なの?と聞くと
そうだという

じゃあ、寂しいねというと
快適だという

それから、仕事の話も含めて
べらべらしゃべってしまった

やっぱり昔からの知り合いだもの
恋愛を抜かしても、好きだもの

彼は相当酔っていて、話も
進まないから電話を切ろうとすると
大丈夫だよ、酔ってないよという

そうこう話しているうちに
それは誰のこと?っていう話になった
私は彼のこと付き合っていた時は
名前で呼んだけど、今はさすがに
悪いから〇〇君と呼んだのに

彼は、私を名前で呼び捨てにした

驚いた、呼び捨てにするとは

彼の奥底の気持ちを知ったような
気がした。
危ない、私たちはまだ、お互いきらいには
なってない

付き合ったのがあまりにも短くて
嫌いになっていないのだ

その上、彼が話した内容に
驚愕した

それじゃあ、よりが戻ってしまうと
言わんばかりじゃない?

なんとまあ、残酷な選択をさせるんだろう

彼は、仕事で東京に出てくるという
ところが、一日前に出てくるというのだ

その夜は、フリーだというのだ

家に帰るのは、週末だから
その一日前に来るのは

私に会いにくるため  だと
言っているのと同じこと

そ、そんなあ
うちに泊まれるよと言わんばかり

そういえば、家は今でもあそこかと
さっき聞かれたよね

ああ、誤解させたかもしれない

調子にのってしゃべっていて
彼に誤解させたかもしれない

どうしよう。どうしよう

とりあえず、疲れたから寝よう