RC-505
【PCパーツ長者】続いて板の方でも…【USB2.0比較】
USB2.0でも利用価値アリ・USB3.0の将来性
ドライバCDわかりにくい・参考価格￥4980はちょっと高いかも？
こちらは【PCパーツ長者】のRosewill RC-505体験レビューになります
このような製品を体験するチャンスを頂いた Rosewill様、coneco.net（ベンチャーリパブリック）様に重ねてお礼申し上げます
既にエンクロージャ（HDD BOX）の方は一度目のレビューをさせていただきましたが、今回はPCIe x1対応のUSB3.0拡張ボード
RC-505
のレビューをさせていただこうと思います
（RX-358-U3Bの外観や使用感のレビューはコチラ → http://club.coneco.net/review/Review_Detail.aspx?rev=39736）
（RX-358-U3BのUSB3.0転送速度レビューはコチラ → http://club.coneco.net/review/Review_Detail.aspx?rev=39904）
で、あえて、今回は1分BOX SATAを使用して、
USB 2.0でも速くなんのかな？？？
と言うメーカーさんの意向をスルーして個人的な疑問を解消するのをメインでやってみたいと思います
（USB3.0の速度については他の方も真っ先にレビューされると思うので明日以降でｗ）
● 開封 ＆ 同梱品 ●
箱も梱包も至ってシンプル
RX-358-U3Bがデカイ箱＆丁寧な梱包だったのに対して、特にスペーサーや緩衝材なども入っていないため、一般的な拡張ボード（VGAやサウンドカード除く）と同じ程度の大きさの箱でした
同梱品は、
・本体（USB3.0カード）
・マニュアル
・ドライバCD
・ロープロファイル用のブラケット
の4点
マニュアルは英語のみ＆3ページで、組込からドライバのインストールまで書かれてますがイラスト等での説明はないので、初心者には少し敷居が高いかもしれません
またドライバCDも、今時の
CD（DVD）入れたら自動でメニューが起動してウィザードで選択していくだけ
…ではなく、
CDの中から使用するデバイスと同じ名前のフォルダを探して、その中にあるSetup.exeを実行
と言う方式
同じ系統の製品向けドライバは1枚のCDに入ってるっぽいので、コストダウンを考えた結果なんでしょうね
個人的には、コレはアリ（AutoRun切っちゃうタイプなのでｗ）だと思いますし、こんなの当たり前・PC組み立て中に出血なければ運が良いなんてPCケースが普通に売っていた時代の事を思えば気になりませんが、コレまた初心者（特に最近自作PCを始めたような方だと）には少し難しいかも知れません
ただ、セットアップ用のファイルは、WinXP/Vista/7 の x86/x64 がひとまとめになったインストーラが1個だけなので、ファイルの選択に迷う必要が無いのは良いんじゃないでしょうか？（ってもしかして、これはNECが偉いのか？ｗ）
● 外観 ＆ チップ等 ●
コントローラチップはNECのD720200F1
マザーボード等にも搭載されている、2ポートをサポートしたチップとしてはメジャーな製品らしいです
NECってナニゲにUSBに強いな…ｗ
ポート数は2口
両方とも外向きなので、DF-85のようにUSB3.0のフロントポートがあるPCケースがこの先増えていくかと思いますが、延長しようとするとちょっと不細工になりますねｗ
補助電源用に4pinペリフェラルが用意されていますが、実は今回、このレビュー用の動画を作成するまで繋ぐのを一切忘れておりましたｗ
が、前後でUSB2.0/3.0共にベンチスコアに差がなかったんで、バスパワーで電力を消費が大きいデバイスを使用するとき以外は必要ないのかも知れません（←いい加減な人間が言うことなので信用せずに、繋いでおきましょうｗ）
ちなみに、コンデンサは全てChang製でした
割と、安定性とかどうでも良いような基盤で見かける（気がする）メーカーですが、中国では他社のOEMも行う大手らしいです
● ベンチマーク ●
USB3.0で計測するのが本流（エンクロージャもUSB3.0が貸し出されてるんですし）だと思いますが、前述通り2.0で計測してみてP45チップセット（GA-EP45-UD3P）と比較してみたいと思います
使用したHDDはST3500320AS（←ベンチ採ってリンク先に動画upしましたｗ）
コレを1分BOX SATAに放り込んで計測しました
今回から参考に一番左側にST3500320ASをSATA接続した物を加え → 真ん中がP45のUSB2.0 → 右側がRC-505にUSB2.0接続で計測した物になります
▼ CrystalDiskMark 3.0（x64） - 1000MB
（CPU負荷に関しては、同時に動画キャプチャで録画もしておりブレるため参考値としてください）
Seq Read：109.4 / Write：108.0 → Read：33.09 / Write：30.18 → Read：36.09 / Write：35.06
512K Read：41.68 / Write：61.17 → Read：22.19 / Write：26.42 → Read：23.19 / Write：28.71
4K Read：0.630 / Write：1.404 → Read：0.585 / Write：1.401 → Read：0.611 / Write：1.410
4K QD32 Read：0.631 / Write：1.390 → Read：0.594 / Write：1.394 → Read：0.623 / Write：1.421
計測前：16-29％ → 16-23％
計測中：16-40％ → 14-45％
▼ HDtuneのExtra tests
▼Read
Random seek：80 IOPS / 12.5ms / 0.039MB/s → 78 IOPS / 12.8ms / 0.038MB/s → 79 IOPS / 12.6ms / 0.039MB/s
Butterfly seek：72 IOPS / 13.9ms / 0.035MB/s → 71 IOPS / 14ms / 0.035MB/s → 72 IOPS / 13.9ms / 0.035MB/s
Random seek / size 64KB：78 IOPS / 12.8ms / 1.202MB/s → 74 IOPS / 13.4ms / 1.144MB/s → 77 IOPS / 13.0ms / 1.179MB/s
Random seek / size 8MB：14 IOPS / 70.5ms / 57.547MB/s → 7 IOPS / 140.7ms / 28.816MB/s → 8 IOPS / 130.5ms / 31.082MB/s
Sequential read outer：1751 IOPS / 0.6ms / 109.458MB/s → 492 IOPS / 2ms / 30.741MB/s → 534 IOPS / 1.9ms / 33.362MB/s
Sequential read middle：1507 IOPS / 0.7ms / 94.173MB/s → 471 IOPS / 2.1ms / 29.412MB/s → 536 IOPS / 1.9ms / 33.477MB/s
Sequential read inner：866 IOPS / 1.2ms / 54.137MB/s → 490 IOPS / 2ms / 30.639MB/s → 537 IOPS / 1.9ms / 33.580MB/s
Burst rate：1770 IOPS / 0.6ms / 110.632MB/s → 492 IOPS / 2ms / 30.772MB/s → 537 IOPS / 1.9ms / 33.563MB/s
▼Write
Random seek：53 IOPS / 19.0ms / 0.026MB/s → 53 IOPS / 18.9ms / 0.026MB/s → 53 IOPS / 19.0ms / 0.026MB/s
Butterfly seek：45 IOPS / 22.3ms / 0.022MB/s → 45 IOPS / 22.3ms / 0.022MB/s → 45 IOPS / 22.4ms / 0.022MB/s
Random seek / size 64KB：44 IOPS / 22.8ms / 0.674MB/s → 43 IOPS / 23.1ms / 0.667MB/s → 44 IOPS / 22.9ms / 0.672MB/s
Random seek / size 8MB：11 IOPS / 87.0ms / 46.616MB/s → 6 IOPS / 168.7ms / 24.039MB/s → 6 IOPS / 155.7ms / 26.046MB/s
Sequential read outer：1750 IOPS / 0.6ms / 109.374MB/s → 458 IOPS / 2.2ms / 28.638MB/s → 520 IOPS / 1.9ms / 32.511MB/s
Sequential read middle：1481 IOPS / 0.7ms / 92.542MB/s → 458 IOPS / 2.2ms / 28.604MB/s → 523 IOPS / 1.9ms / 32.682MB/s
Sequential read inner：851 IOPS / 1.2ms / 53.205MB/s → 459 IOPS / 2.2ms / 28.709MB/s → 511 IOPS / 2.0ms / 31.968MB/s
Burst rate：1305 IOPS / 0.8ms / 81.548MB/s → 458 IOPS / 2.2ms / 28.639MB/s → 370 IOPS / 2.7ms / 23.154MB/s
（※ベンチマークはそれぞれ3回計測の内、良好な結果の回を抜粋）
（※赤太字はSATA-P45(USB2.0)-RC-505(USB2.0）の速度差が5％未満のもの / 青太字はRC505(USB2.0)がP45（USB2.0）より速かったもの）
USB2.0同士で比較するとCDMもHDtuneも、誤差の範囲以上に差が出ている部分はRC-505の方が速い場面のみです
逆に両者に差がない部分を抜き出してみると、HDDをSATA接続しているときとほとんど速度が変わらないため、HDDがボトルネックになっていることが分かります
結果的には、同じUSB2.0接続でも、RC-505を通した方が数％以上速度が速くなると考えて良いんじゃないかと思います
ただし、この程度の数字の差が体感出来るかどうかはまた別の話ですけど…ｗ
USB3.0の速度を期待してレビューに申し込んだんですが、正直2.0では速度差なんて出ないだろう・出ても誤差程度じゃね～の？と考えてました
しかしそれなりに速度も向上するらしい事が分かったんで…こうなるとUSBメモリなんかも試してみたくなりますねｗ
過去の資産を使えるだけでもアリガタイのに速度も上がるとなると積極的に導入したくなります
ただ、現在のところ一部の製品を除いて、USB3.0対応製品のほとんどがドライブ系なのが…
今のUSB2.0みたいに、もっと色々な製品が出てくれば楽しめそうです
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