ZOUO!
DEBASO氏!インタビュー、其の二!
楽器を手にしたメンバーは、いよいよスタジオへ!
伝説のEPレコーディング秘話や学生時代のエピソードを中心にお送りします!
Z:
スタジオへは、どれぐらいの頻度で行ってたのですか?
D:
月に4回ぐらい行ってたから、週1ペースかな。
Z:
あえて、和歌山方面に行ってたんですね(笑)。
イメージ的にスタジオっていうと、逆方面ですもんね。
D:
そうやねんけどね(笑)。
安かったから。
確かMEMAIのギターの親戚かなんかが、楽器屋さんやってて、その横にあるスタジオだったんですよね。
Z:
MEMAIのメンバーは、和歌山方面の人たちだったのですか?
D:
もともと、和歌山よりの尾崎あたりの人やね。
Z:
同年代になるのですか?
D:
いや、僕らより1〜2つ上で、西田君と同じぐらいかな。
Z:
なるほど、すごい話ですね。
ところで、ギターは、いきなり弾けるようになったのですか?
D:
全然! 全然!
もう、まったく。
最初は、コピー程度で弾いてて、あとはオキノが作ってきた曲をひたすら覚えるっていう(笑)。
最初は弾けなかったですね。
Z:
楽器を持ってから、どれぐらいでライブをやったのですか?
M:
かなり早かったやんな?
D:
1ヶ月...
とか、それぐらいちゃうかな。
Z:
ええ!?
1ヶ月で弾けるようになるのですか(笑)?
D:
まったく弾かれへんけどね(笑)。
だから、ライブになってなかったんちゃうかな〜。
Z:
ファーストライブは高校1年ってことですよね?
D:
高1です。
Z:
それは...
凄いですね...。
M:
マントヒヒで?
D:
マントヒヒ。
Z:
その時のことって憶えてますか?
N:
う〜ん...
確か...
TOTTSUANがおったんちゃうかな。
Z:
お客さんでですか?
D:
そうそう。
その前に住吉大社の祭りがあって、最初にそこでTOTTSUANと知り合ったんですよ。
Z:
ああ、それ聞きましたね。
D:
そうそう。
なんかPUNKおるな、何やあいつら? って感じで話かけて、お前PUNKか?
今度俺らライブやるから来いや!みたいなやり取りがあって(笑)。
Z:
はい(笑)。
D:
それでTOTTSUANが友達数人連れて観に来てくれたんよね。
ミッチュンもおったっけ?
M:
俺、初ライブも観に行ってるで。
ZOUOの練習風景も一緒に観とったから(笑)。
Z:
いきなりなんですけど、ZOUOっていう名前をがつけたのは?
D:
ZOUOは、西田君がつけたんかな。
Z:
意味は、"憎悪"ですか?
D:
多分そう、そのままで。
やっぱり、日本のバンドやから、英語じゃなくて日本語がええよね。
日本語だと分かりやすいし、怖さがあるっていうか、いい感じの響きやったんかなって思います。
Z:
そうですね。
OUTO(嘔吐)もそうですし。
M:
真似してます(笑)。
D:
そのままやもんな(笑)。
M:
なんか、そういうのがあったんですよ。
憎悪、嘔吐、眩暈、ノイローゼ、チフス...みたいな日本語の響きが。
D:
みんな、そうやったもんな。
でも、そっちのほうが格好いいよ。
Z:
そうですよね。
変にアメリカやイギリスっぽくするより。
ミッチュン君、ファーストライブ参加しましたか(笑)。
どうでした?
M:
踊りました(笑)。
Z:
ファーストライブの時は、何曲ぐらいあったのですか?
D:
10曲なかったんちゃうかな。
7〜8曲ぐらい。
Z:
あのEPの曲はやってました?
D:
何曲かは、やってたね。
それ以外にも聴かれへんようなヤツとかたくさんあった(笑)。
Z:
EPは、いまだに高いですよね。
5万円ぐらいするらしいですよ。
D:
ええ〜!?
ミッチュン、持ってたっけ?
M:
俺、ブート持ってる(笑)。
D:
ブート(笑)!!
Z:
ZOUOのオリジナル曲って最終的に何曲ぐらいあるのですか?
D:
う〜ん...
全部合わせて15曲ぐらいかな。
Z:
そんなにあるんですね。
自分はあの6曲しか知らないので。
D:
それはEP?
Z:
EPと"不法集会"です。
その他の曲はレコーディングとかやってないのですか?
D:
やってないね。
レコーディングしたのは、EPと"不法集会"だけやからね。
それ以外では、ライブの音源とかで残ってる感じやと思うんですけど。
Z:
初レコーディングはどうでした?
M:
ゴリラで録った?
D:
いや、246かな。
Z:
円広志の(笑)。
D:
そう(笑)。
初レコーディングは必死やったね。
一発録りに近かったんちゃうかな。
一回こっきりで、ハイどーぞ! みたいな感じで録ってました。
Z:
あれは、一発録りなんですか?
D:
一発録りやね。
Z:
すごいですね...(笑)。
D:
でも、ある意味そのほうが、ええんかも知れへんね。
Z:
レコーディングした当時は何歳でした?
D:
83年ぐらいかな。
M:
"不法集会"を録音したのが84年やったから、そんなもんやんね。
俺が高校1年の時やったから。
D:
うん、高1ぐらい。
Z:
あれは高1で録ってるんですか!
ヤバいですね...
高校1年はヤバいです。
OUTOは、中3ですもんね。
D:
うわ〜!
中3?
もっとすごいな(笑)。
Z:
高校1年でレコード出すって、その当時にすれば、かなりすごいですね。
D:
う〜ん...
あんまりそんなこと考えてなかったな。
Z:
EPのジャケット写真は高1の時のものですか?
D:
うん、そうやね。
Z:
高1に見えないですよ(笑)。
D:
でも、あの格好で学校行ってたからな(笑)。
Z:
ええっ!
あの格好で!?
D:
公立やったから、そんなに厳しくなかったんよね。
だから平気で行ってた。
Z:
DEBASO君は、どこの高校へ行ってたのですか?
D:
住之江高校。
もう今はないけどね。
もともとサーファーが多い学校やって、
音楽やってるのは、HEAVYMETALが少し居たぐらいで、PUNKは学年で4〜5人ぐらいやったんちゃうかな。
Z:
BUN BUN君も同じ学校ですか?
D:
いや、BUN BUNは違うね。
三大でNAOTOと一緒やったんちゃうかな。
Z:
なんか、NAOTO君が高校の時、BUN BUNが学校の先輩で、ドラム叩いてもらったことがあるって言ってましたよ。
D:
じゃあ、産大やね。
BUN BUNも産大やったから。
Z:
それでドラムを頼んだらZOUOのドラムの人だった、って。
M:
マジで(笑)!?
Z:
それで、ええよ〜って感じで叩いてもらったって言ってましたよ。
D:
へぇ〜、そうなんや(笑)。
それは知らんかった。
Z:
録音は何日ぐらいかけたのですか?
D:
あれは1日です。
1回録りやったから。
確かその後に、ギター被せたんかな?
1発録って、その後に被せたから、たぶん数回で録ってると思う。
M:
スタジオの6時間パックとかでしょ。
D:
そんな感じやね。
Z:
あれは、限定生産だったのですか?
D:
1000枚作って、1000円で売ったんかな。
Z:
即、完売ですか?
D:
たぶん、そうちゃいますか。
Z:
ギャラとか、もらえてたのですか?
D:
ギャラは...
もらって...ないね!
どこいったんやろね(笑)。
ファーストレコーディングは、高校1年!
10代にしてあの雰囲気、あの空間の音を作り上げたことに驚愕です!
そして、歴史に残る作品を産み落としたZOUOの活動は、いよいよ本格化して参ります!
次回は、ZOUOのファッションからツアーのエピソードまで、盛りだくさんでお送りします!!
次回更新日は3月11日月曜日です!
ZOUO BARMYARMY TSHは...
引き続き
予約受付中です!(赤い文字をクリックして下さい)