地方「生活と誇り守りたい」 和歌山・太地町で追い込み漁、9月1日解禁 +(1/4ページ)(2011.8.30 21:14

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「生活と誇り守りたい」 和歌山・太地町で追い込み漁、9月1日解禁 

2011.8.30 21:14 (1/4ページ)
今も昔もクジラやイルカの解体作業が行われている太地漁港=和歌山県太地町

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今も昔もクジラやイルカの解体作業が行われている太地漁港=和歌山県太地町

 国内古式捕鯨の発祥地、和歌山県太地(たいじ)町で伝統漁法「追い込み漁」が9月1日、解禁される。昨シーズン、反捕鯨団体などによる漁業関係者への妨害行為が相次いだため、県警や第5管区海上保安本部は解禁前から警備態勢を強め、漁協も特別訓練に参加。町を歩くと、ピリピリとした緊張感も伝わってくる。その一方で、地元住民からは「クジラの町」の本音が聞かれた。(池田美緒、写真も)

クジラの町

 風見鶏ならぬ「風見クジラ」や風力発電クジラ…。町のそこかしこにクジラにちなんだモニュメントがある。熊野灘に突き出た人口約3200人の小さな町、太地町。町の玄関口、JR太地駅にあるエレベーターや障害者用トイレは、観光、そしてクジラ研究を中心とする学術都市を目指す町が、訪れる人たちのために整備したという。

 「太地からクジラがなくなったら、何もない」。同町漁協参事の貝良文さん(51)はそう、つぶやいた。漁の解禁前だが、スーパーには、過去に採れたクジラの内臓や皮の加工食品が並ぶ。同町では古くから「肉といえばクジラ」。平地や川のないこの町にとって貴重な栄養源で、生活の糧(かて)でもあった。

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今も昔もクジラやイルカの解体作業が行われている太地漁港=和歌山県太地町
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