事件【放射能漏れ】福島市の小学校で始業式 ガラスバッジ配布でスタート+(1/2ページ)(2011.9.1 15:49

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【放射能漏れ】
福島市の小学校で始業式 ガラスバッジ配布でスタート

2011.9.1 15:49 (1/2ページ)
 移転した福島県三春町で行われた富岡町立小中学校と幼稚園の開設式=1日午前

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 移転した福島県三春町で行われた富岡町立小中学校と幼稚園の開設式=1日午前

 福島市の小中学校で1日、一斉に2学期がスタートした。福島県内では多くの市町村が8月25日に始業式を行ったが、同市は暑さ対策などを考慮して、1週間遅らせた。

 市立福島第1小(福島市杉妻町)では、東京電力福島第1原発の事故の影響などで、夏休み中に10人が転校したが、残った170人の全校児童が元気よく登校した。

 始業式で福井一明校長は「心配ごとや気をつけることもあるが、規則正しい生活で丈夫な体を作ってほしい」とあいさつ。

 各学年の最初の授業では、担任が児童一人ひとりに、外部被曝量を測定する「ガラスバッジ」と、外出先などを記録する「生活日誌」を配った。また、夏休み中に実施した除染の結果を説明するなど、異例の新学期となった。

 「放射線を避けるために遠くに長期間行った人はいる?」との担任の呼び掛けに、児童らから「北海道」「長崎」「新潟」「大阪」「山形」など、続々と声が上がった。

 「茨城や新潟に行った」という6年生の女子児童は「夏休み中は家にいることが多く、外で遊べるのは1日15分くらいだけだった。ガラスバッジをもらって不安を感じた。最近はつけないけどマスクをいつも持っている」と話した。

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 移転した福島県三春町で行われた富岡町立小中学校と幼稚園の開設式=1日午前

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