今朝、日本の首相が靖国神社を(私的に)参拝した。

私のデビュー作『時の香り〜リメンバー・ミー〜』(2001年)と言う作品は、韓国映画『リメンバー・ミー』のリメイク。

韓流ブームの全然前だけど、キム監督と山川監督の両監督は尊敬し合っていたり、主演のキム・ハヌルが日本版に出演してくれたり、ユ・ジテと自分とで同じ役を演じた者同志として対談したり、国境を越えたとても友好的なプロジェクトだった。

でも当時も撮影中に靖国参拝があり、連日ニュースでは日韓、日中問題の嵐で、不穏な雰囲気ムンムンだった。

一番寂しいのは自分の世代の人間が、何で神社の参拝が問題なの？って靖国参拝の意味が分かって無い人間の方が多かった。

簡単に言えばドイツの首相がヒットラーの、イタリアの首相がムッソリーニの墓参りに行くのと同じ、"残忍な出来事"を肯定する事になりかねない。

それでも私的に信仰を貫くなら今の役職を引退してから行って欲しいものだ。

自分と同じ、俳優である首相の息子さんの気持ちは複雑であるはず。


"文化は国境を超える"

表現者として日々精進致します。