【仏国ブログ】パリで韓流コンサート「日本文化から韓国を知った」

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  フランス・パリで、韓国の歌手が出演したコンサート「SMタウンライブワールドツアー」が、10日と11日に開催された。4月26日に前売り券が発売されたところ、6000席を超えるチケットが数分で売り切れたこともあり、開催前日にはフランスの各メディアもコンサートについて大きく報じていた。

  一方、コンサートが終了した現在、当日の模様について報道しているフランスのメディアは比較的少ない。この状況下、コンサートの模様を報じているのは、フランスのニュースサイト「Rue89」だ。

  11日のコンサートの開始前に来場したファンは、フランス人と外国人がほとんど同じ割合で占められており、フランス人はフランス全国から、外国人はイタリアやフィンランドからコンサートに訪れたファンもいたと報じている。

  K−POPファンになりたてというファンのほとんどは、それまで日本文化に興味を抱いていた人が多く、日本の漫画から韓国のマンファを知り、その後インターネットでより韓国文化を知りファンになるのが主なようだと記している。またファンの多くは10代の若年層であり、親が同伴しているファンの姿も見受けられたと伝えている。

  記事には100件を超えるコメントが寄せられている。読者の年齢層がK−POPのファン層と重ならないためか、コンサートやK−POPに対し、冷静な意見が多く見受けられる。

  中でも目立つのが、K−POPは特に独自性が感じられないという意見だ。これまでフランスでファン層を増やしてきたJ−POP、ひいては米国のポップスを踏襲しており、商業主義的な音作りだという意見や、演奏がコンピューター管理されているためか野性味に欠けるといった意見が寄せられている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)

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