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鳴瀬川堤防、のり面崩壊 地盤沈下と大潮影響か 東松島
 | 約50メートルにわたってのり面が崩れた鳴瀬川の堤防=30日午後6時50分ごろ、東松島市浜市 |
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30日午前9時半ごろ、宮城県東松島市浜市の鳴瀬川で、堤防のり面が長さ約50メートル、幅最大約2.1メートル、深さ最大約4.4メートルにわたって崩れているのが見つかった。河川を管理する国土交通省北上川下流河川事務所によると、震災による地盤沈下と大潮の影響とみられ、復旧作業を急いでいる。 同事務所は午後0時半、復旧作業を始めた。クレーン車2台で、大型土のう約150個をのり面に積み上げ、消波ブロック約100個を投入した。作業は同日深夜に終了した。 同事務所によると、崩壊したのり面は河口から500メートルほど上流。付近は震災後、地盤が約40センチ沈下。大潮の影響で、のり面の土砂部分に波が何度も当たり、崩れた可能性があるという。 台風の接近で潮位の上昇が想定されることから、同事務所は30日、管理する北上川や旧北上川など5河川を一斉点検。北上川ののり面で、長さ約4メートルにわたって崩壊の恐れがあったため、31日午前中に補修工事を実施する予定。
2011年08月31日水曜日
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