現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. 北米
  5. 記事
2011年8月31日10時13分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

フカヒレ食べ納め? 米カリフォルニア州で売買禁止法案

写真:中米コスタリカの首都サンホセ郊外の水産物加工場で、サメの胴体からヒレを切り離す労働者たち=ロイター拡大中米コスタリカの首都サンホセ郊外の水産物加工場で、サメの胴体からヒレを切り離す労働者たち=ロイター

 全米最大の中国系人口を擁する米カリフォルニア州で、中華料理の高級食材フカヒレの売買や所有を禁じる法案が州上院予算委員会を通過した。フカヒレ目当ての乱獲批判から中国系議員らが提出したが、他の中国系の団体や政治家らは「文化慣習への侵害」と猛反発、議論になっている。

 カリフォルニアは中国系が約125万人と、全米の約3分の1を占めており、フカヒレ消費量は全米の約85%に及ぶとされる。州下院はすでに通過しており、9月にも開かれる上院本会議でも可決されれば、2013年から州内の料理店などでの販売が禁じられ、自宅でも調理できなくなる。

 法案は、中国系で民主党の州下院議員、ポール・フォン氏らが提出した。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、フォン氏は長年フカヒレスープを食べてきたものの、漁によるサメの絶滅危機を描いた映画を数年前に見て反対派に転じた。俳優のレオナルド・ディカプリオ氏らが法案支持の手紙を上院議員宛てに出し、中国出身の米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手、姚明(ヤオ・ミン)氏も反フカヒレの動画を撮影して運動に加わり、支持が広がった。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

減塩を初めとした生活習慣の改善や降圧剤の服用が一般的だが、漢方薬の服用で改善したケースも…。

稲わらだけではなく大地も汚染された。秋に収穫される新米が「汚染ゼロ」である保証はどこにもない。

森や山にも放射性物質は降り注いだ。セシウムの半減期は30年。放射線を出し続け、生態系に深刻な影響が…。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介
  • 中国特集