スポーツ新入社員奮闘記

第29回 「どすこい」
2008.12.5

スポーツ局
08年度入社 青木僚平

いきなりですが、クリスマスが好きです。愛してるといっても過言ではありません。
別にクリスチャンでもなく、イエス様の生誕を祝ってやろうなどという気持ちもないのですが、幼少のころに『ホームアローン2』を見て以来、キリスト教圏の、特にNYのクリスマスに強い憧れをもっています。NYでクリスマスを迎えられるのなら、フジテレビのNY支社に出向になっても良いとまで思います。そういえば日本には欧米と違い、クリスマスやハロウィーンなど、国中がお祭り騒ぎになる期間がありませんよね?お正月とお盆は休むイメージがあるし…この辺が無宗教国家の特徴なんでしょうか。少しさみしい気もします。僕の働くお台場も、最近はすっかりクリスマス仕様になってきました。まぁ当の12月25日、僕はあの球体に吸い込まれていく運命なんですが…街のカップルに反骨精神を抱きながら頑張ろうと思います。



さて、僕の苦手な冬が着々と近づいていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。最近は比較的友達とご飯を食べ「一人○○」は封印中の青木です。
今回の一番のトピックスは、前回もちょっと触れましたが、「すもう出張」です。相撲ADに任命されて早や4か月。ついに地方場所がやって参りまして、3泊4日で福岡は博多に行ってきました。出張のメインは、場所終了後の振り返り企画で取り上げる安馬関(現・日馬富士関)の取材です。
突然ですが皆さん、地方場所の時、力士がどこに泊まっているかご存知ですか?


答えはお寺や神社。もちろん全ての相撲部屋がそういうわけでは無いのですが、てっきり、どこかホテルに泊まっていると想像していた僕には、いかにも国技的な宿泊場所のセレクトに感心してしまいました。
そんなわけで、九州場所が終わった次の日、安馬関の取材で赴いたのは学問の神社でお馴染み、太宰府天満宮。千秋楽で白鵬関と優勝決定戦を繰り広げた安馬関のインタビューを境内の中にある伊勢ヶ濱部屋の宿舎で行うということだったんですが、ここで先輩Dから提案が。

先輩D「宿舎でのインタビューの後、どこかの茶屋で抹茶を飲んでるシーンを撮りたいから、良い所を探して抑えてきて」
ここからは雨の太宰府天神をダッシュですよ!良さそうなロケーションのお店があっても、書入れ時のお昼に予約が出来る店などそう多くなく、10件以上の茶屋を走り回りました。何とか抑えたお店も1階は満席だということで、夜しか使わないという2階を使用させてもらいました。結果、安馬関のインタビューの時も他のお客さんに囲まれるということがなく、スムーズに取材をすることが出来ました。『大宰府 中村屋』の店長!本当にありがとうございました。また太宰府天神行ったら寄りますね。



さて、いきなり取材最終日の話をしてしましましたが、じゃあ前三日は何をしていたかというと、もちろん優勝会見にも行ったりしましたがメインとなっていたのは…すごく簡単に言えば挨拶回りです。以前取材に協力して頂いた力士への挨拶や、今後お世話になる親方への挨拶など、様々な方に挨拶をしました。何人かの方とは一緒に食事もさせていただき、テレビが出演者との強力な信頼関係で成り立っているのだと再認識しました。
今回の出張において心残りだったのは、あまり写真を撮れなかったことです。相撲は撮影の許可が厳しく、会場内や力士の写真などは(メディアの人間は)勝手に撮れず、もちろんこのブログにも載せられません。みなさんに会場の臨場感をお伝えできないのが残念です。

さぁ、先日行われた大相撲の冬巡業では久しぶりに朝青龍が復活。もう来年の場所が楽しみになってきました。必ずこのブログで初場所話をするので、お付き合いください。
年末にはすぽると!の特番が控え、これから年末にかけてはAD青木&阿部は修羅場を迎えます。生きてこのブログでまた会えることを祈っています。

街中で咳が響く季節になりました。皆さんも風邪にはお気をつけ下さい。湯たんぽがオススメです。
それでは。