スポーツ新入社員奮闘記

第24回 「秋の夜長、月明かりの下で」
2008.10.28

スポーツ局
08年度入社 浅野翔太郎

秋風に たなびく雲の 絶えまより もれ出づる月の 影のさやけさ
左京大夫顕輔=藤原顕輔
いつの間にかもう入社して7ヶ月。学生時代とはまったく違う時間軸の中であっという間に駆け抜けていった日々。秋の夜長、月明かりの下で、じっくりと自分を見つめ直すことも大切だと思う今日この頃・・・。つい、詩を口ずさんでみました。ど〜も、浅野翔太郎です。

さてさて、柄にもなく感傷にひたってるんじゃねぇ!!と怒られそうですが、秋も終盤にさしかかり、食欲の秋・スポーツの秋・文学の秋ということで、ちょっとした問題。

ある洞窟の中で、とても珍しいものが見れるという噂がたちました。
興味をもったある男は自分も見たくなり、その洞窟へと出かけました。
洞窟の入り口にたどり着くと評判通り多くの足跡がありました。
ところがその男は、洞窟へ入らずに引き返してしまいました。
一体なぜでしょうか?

正解は・・・。
その男が急用を思い出したから?
洞窟の中で、凶暴なうめき声が聞こえたから?
その足跡が、ライオンの足跡だったから?

どれも正解です。実に興味深い・・・。つまりこの問題は、正解は想像力の数だけあります。しかし、“帰りの足跡がなかったから”は気持ちいい答えかもしれません・・・・・。

何が言いたいかといいますと、「同じ事象も捉え方によって、全然違うものになる」ということです。
“スポーツ”というものは、ドラマやバラエティといった作り物と違い、競技そのものは手を加えることができません。何が起きるかわからないし、ストーリーを作ることもできない。同じスポーツを、競技内容を変えられないという制約の中で何を軸に伝えていくか。
感動的に作り、視聴者の心に響く作品にするのか?
衝撃的に作り、視聴者を一緒に興奮させる作品にするのか?
優雅に作り、視聴者をしっとりさせる作品にするのか?

どれも正解です。正解は想像力の数だけあります。しかし、その競技に合った気持ちいい答えはひとつかもしれません。

スポーツ推進部に配属されてから4ヶ月が経ち、現場で実際に作品を作ることはできませんが、幸い、中継をスタジオサブで立ち会ったり、実際に現場で生で見させていただく機会が多くあり、生意気ながらも自分ならどのような切り口で作るだろう?なんて考えながら、毎日を過ごしております。そしていつの日か、先輩方に追いつける日を夢見て・・・。


結局のところ、何が言いたいのかわからない感じになってしまいましたが、
最後に、やっぱり、スポーツって、すげーや!!






あっっっっっっっっつ、忘れるところだった!!

「こんなスポーツあったんですか!?あったんです!2008」
第7回目は、アルティメット
アルティメット・・・。翻訳すると、“究極”。そんな、気持ちいい競技名をつけてしまったスポーツ。 名前からして惹かれます。

アルティメット。一言で言うと・・・バスケットボール+アメリカンフットボール。

細かいルールがたくさんあり、一見難しそうに感じてしまいますが、基本的なルールは単純。
  • 100m×37mのコートで争われ、コートの両端から18m以内はエンドゾーンと呼ばれる。
  • 7人ずつ敵味方に分かれて、一枚のフライングディスク(いわゆるフリスビー)を投げ、パスをつないでエンドゾーンを目指す。
  • ディスクを持っているプレーヤーはキャッチの後、2歩まで歩ける。
  • エンドゾーンでパスをキャッチすれば得点となる。
知らなくてはいけないルールはこれだけ。後は見ているうちにわかってくるし、いつの間にかそのアクロバティックな動きに魅了されてしまう。そんな人間の本能に訴えかけるような“究極”のスポーツなのだ。
勇気をもってこの世界に一歩踏み入れてみてはどうでしょう?きっと体験してみたくなりますよ〜〜。

最後に、やっぱり、スポーツって、すげーや!!