スポーツ新入社員奮闘記

第34回 石垣島
2008.2.19

スポーツ局スポーツ制作センター・ニュース制作部
07年度入社 黒崎 遼

石垣島の川平湾・めちゃめちゃ綺麗
ホテルの部屋に設置された簡易編集所
野球場
西表山猫の人形
 こんにちは。今年の冬は本当に寒いですね。
 さて今回の奮闘記がいつもと違うところと言えば家ではなく沖縄県石垣島から書いていることです。今年から千葉ロッテマリーンズの球団担当をやらせて頂く事になり、現在は春季キャンプの取材中。キャンプには、2月1日から打ち上げの20日までいることになっています。(1回研修で帰りましたが)
 ではキャンプ取材の仕事を簡単に紹介します。「すぽると!」のOAに出すニュースを作るのが基本的な仕事。ではOAまではどのようにして出来上がるのか?
(1)朝、球場に行き練習メニューを見る。(練習開始は球団により異なります。千葉ロッテの場合は10時から始まることが大半。)その後、今日のニュースを誰のどのネタにするかを考え会社に電話。その日の構成を決めるディレクターと話し合いをして誰を取材するか正式に決めます。
(2)実際に取材をします。例えば、成瀬善久投手や小林宏之投手、渡辺俊介投手と言ったエース級が揃って紅白戦に登板するとなれば、選手たちがどのような内容のピッチングをしたのかを見ます。そしてインタビューを取る場合、球団の広報を通して話を聞きます。もちろんインタビューは取らなくても個人的に知りたいことは取材します。
(3)一通り終わったら、再び会社に電話。ディレクターに今日の報告。すると大体「じゃあロッテは〜秒ね」という感じで尺(長さ)が出ます。
(4)ホテルに帰ると早速編集。これが大変!いつもは編集のプロがいる中で仕事をしていますが、石垣島に編集マンは来ていないので自分で編集をしなくてはいけません。もちろん同時に原稿やスーパーも書きます。
(5)編集が終了したら伝送開始。IP伝送というインターネット回線を使った伝送の仕方で行います。詳しいことはわかりませんが無料で映像を東京に送れる画期的な伝送方法です。原稿とスーパーはメールやFAXで会社へ送ります。
(6)「すぽると!」を見る。
 という感じでしょうか。練習が休日の日には取材で、西表島や竹富島、泡盛の製造工場を見に行きました。
 普段は「黒崎は契約更改の取材に行って」といった感じで仕事を与えられますが球団担当のキャンプ取材は自分からネタを売り込まないとニュースとして放送してくれません。広い球場の中でどこに面白いニュースがあるか取材して探さなくてはいけません。これは難しいですがとても楽しくもあります。自分も千葉ロッテを少しでも多くの人に知ってもらおうと頑張る次第であります。こんなところでしょうか。

 とにかく今年は千葉ロッテに優勝して欲しいと強く思うのでした!