スポーツ新入社員奮闘記

第16回 F1日本GP
2007.10.9

スポーツ局スポーツ制作センター・ニュース制作部
07年度入社 黒崎 遼
 こんにちは。ようやく涼しくなってきましたね!秋の到来を感じます。秋と言えば「スポーツの秋」!フジテレビのスポーツ中継も多く行われています。世界柔道、K−1、ドラフト中継などなど。そんな中で、僕が現場に行かせて頂いたのがF1日本GPです。世界3大スポーツと言われる競技の現場に行かせて頂けるなんて本当に幸せなことです。

 さて、何をしに行ったのか? 簡単に言うと取材ADです。僕が行ったのは初日の9月28日金曜日でした。「すぽると!」の金曜日と言えば「世界基準!世界基準」のフローラン・ダバディさん。彼が新人で富士で4勝目をあげたハミルトン選手(マクラーレン)とF1を仕切る男バーニー・エクレストン氏を取材するための手伝いです。
 具体的な仕事は、往復の電車など交通機関の予約や現地での時間管理です。例えば、ハミルトン選手のフリー走行後に話を聞くことになっていたので、フリー走行の状況を見て、フローランさんの控え室に「そろそろ時間です」と伝え、パドックまで連れて行きます。喉が渇いているようだったら、飲み物を渡すなど気遣いをしなくてはいけません。僕達のようにテレビ局で働く人間は、出演者への気遣いを絶対に忘れてはいけません。この日のフローランさんは、雑誌の原稿の提出期限が迫っていたようでお疲れモード。僕も前日に朝まで仕事をして一睡もしないで富士に行ったのですが、頑張らなくては!

世界中のメディアが集まる、昼食用のテント。これらの準備はホスト国に義務があるので全てフジテレビが用意しています。
 さて初めて行ったF1の現場は、まさに世界的なイベント。本当に世界中から多くの人が来ていてビックリしました。特にマクラーレンの2人のドライバーの取材は、世界1週旅行をしているかのような感覚に陥るほどの外国人の数でした。(写真は人が多すぎて撮れませんでした)
 もう1つは音の凄さです。テレビでも感じるかもしれませんが、生で聞く音は半端じゃない。1台が前を過ぎると思わず耳を塞ぎたくなるくらいです!もちろんこの音がファンにとっては最高なのでしょうけど!

世界でも有数の長さを誇る、富士スピードウェイの直線コース。冠スポンサーとなっているフジテレビの名前もあります。
 富士に行って強く感じたのは、スポーツは戦いの場であると共に、ビッグイベントでもあるということ。世界最大級のイベントだけあって、多くの人が世界中から集まっているし、みんなこの日を楽しみにやってきたというハイテンションぶりを感じ取れます。変な例えかもしれませんが、初めて迎える運動会の気持ちの高ぶりを思い出させてくれました。もちろん、皆が楽しめるのは選手の熱い戦いがあるからなのですが!

 この日の取材は無事終了。吉見Dはそのまま富士に泊まりで編集へ入り、フローランさんと黒崎ADは21時頃会社に戻り、そのままOAを迎えたのでした。疲れたけど、とても良い経験になった1日でした。皆さんも是非、富士スピードウェイに行ってみてください。チーム一丸となる姿は本当に見ごたえ十分です。

 もう少し書きたいことはありますが、気付くと朝の4時。明日(今日?)は昨年度の安藤さんの日記にもあったM受けで6時半起きです。どう足掻いても2時間くらいしか寝られません。とういことで今日はこの辺で失礼します。
 おやすみなさい〜