◆アルトネリコシリーズ ヒュムノス担当 志方あきこ コメント◆

皆さんこんにちは、志方です。

「詩と物語の織りなす世界」という、一風変わった魅力的な世界観を持つアルト ネリコ。私にとっても思い入れの深い、そしてお気に入りの世界が今、ひとまず の終わりを迎えようとしています。このお知らせを初めて土屋さんから聞かされ た時には、ビックリすると共に、とても寂しく、名残惜しい気持ちで一杯になり ました。

アルトネリコ発売前の2005年、初めてその世界観を見せていただいたとき、「こ の世界で音楽を奏でたい!」という想いが心の底から湧いてきたことは、今でも 昨日のことのように覚えています。
アルトネリコ1ではミシャの気持ちになって、自分が世界のために礎になるって、 どんな想いなんだろう…、ミュールを救いたい気持ちを詩にすると、どんなメロ ディになるんだろう…、そして、ライナーに「謳ってくれないか」と言われたと き、ミシャはどんな気持ちだったんだろう(笑)などと想いを馳せました。
アルトネリコ2では、純粋で一直線なクローシェの想いと1つになるために、大 切なひと、大好きなもの、素敵な世界を探し歩いてインプランタを紡ぎ、自分自 身と向かい合ってメタファリカを紡ぎました。また時には、この世界に対する絶 望を極限まで増幅させて、コワレロ!と叫び続けました。
そしてアルトネリコ3では、人間とは違う視点で世界を見て、惑星の意志の想い に共感し、「神様から見たら、人間の戦争も猫のケンカも同じようなものなんだ!」 と悟り(笑)、時には自らの使命と大切な人のどちらかを選ばなくてはならない 辛さを共感しました。
こうして沢山の詩を紡ぎ出していく中で、アルトネリコの世界、そしてその中に 住まう人達は、私の想いの一部となっていきました。謳う丘~Harmonics EOLIA~ の一節に「私は詩になる」という言葉がありますが、まさにこの言葉の通りです。

この「想いと詩の世界」アルトネリコは、私の心の中で素敵な宝石箱となって、 ずっと自分に元気を与え続けてくれました。これからもずっと大切に抱えていく のだと思います。時折それを開いては、その中に散らばる沢山の綺麗な宝石…世 界、キャラクター、そして皆様の想いを眺めて楽しむ事でしょう。そしてそれが、 これからもずっと、新しい作品や、毎日の元気を創り出してくれるに違いありま せん。

皆様にとって、私にとっても大切なアルトネリコとアルポータルに、そしてアル トネリコを好きになって下さった皆様に、盛大な感謝の気持ちを込めて、最後の 言葉とさせていただきます。

Was yea erra yanje pitod ciel en yos hymmne...
Infel yor!!

 
◆アルトネリコシリーズ ヒュムノス担当 霜月はるか コメント◆

皆ありがとう、アルポータル!

いつもアルトネリコを応援してくれている皆様、こんにちは。1でオリカ、2で ルカ、3でフィンネル等のヒュムノスを担当させて頂きました、霜月はるかです。 アルトネリコシリーズでは、ボーカリストとしてだけでなく音楽制作から作品に 深く関わらせて頂き、世界創造の一部を担い、得難い経験をさせて頂きました。 本当に、大切な作品です。

この度、皆様との懸け橋となってくれていたアルポータルが終了とのことで、私 もとても寂しい気持ちです。とてもユーザーの方との距離が近く、単なる情報サ イトではない、交流の場として存在してくれていたと思います。ありがとう、お 疲れさま!
でもでも、アルトネリコへの想いは私の中に存在し続けますし、ヒュムノスはこ れからもライブ等で歌っていきます。終わりがあれば始まりもあり…またどこか で皆さんと繋がれる場所が生まれる事を願って!本当に、ありがとうございまし た!

                                                              霜月はるか

 
◆アルトネリコシリーズ 音楽音響制作 セイムクリエイティブ 田畑 三津広 コメント◆

皆様、いままで長きにわたってアルポータルを応援いただきありがとうございました。

アルトネリコシリーズでは1、2で音楽制作や音響制作を担当させていただきましたセイムクリエイティブという制作会社の田畑と申します。
思い返せば、土屋さんの壮大な企画を最初にお聞きしてから今日まで早かったような、長かったような・・・。
我々も作曲の弊社稲垣貴繁を中心に数多くの歌い手、作詞家、声優、シナリオライター、演奏家、の方々と一緒に一生懸命作品作りをしていた事を思い出します。そして皆様の応援のおかげによりまして、この作品が制作者の代表作の一つとなりました。
有り難うございました。

実は、この場をおかりしましてユーザーの皆様に報告があります。
幾人かのユーザー様よりお問い合わせがあってご存知の方もいるかとは思いますが、2009年11月に弊社作曲家、音楽プロデューサーの稲垣貴繁が脳腫瘍のため他界いたしました。
彼はアルトネリコという作品をまさに自身のライフワークとして制作に向き合っておりました。
音楽作品はもとよりヒュムノスミュージカルシリーズも彼のプロデュースにより生み出され、アルトネリコシリーズに貢献して参りました。とてもノリの良い人柄で、常に人が集まり笑いが 絶えない現場が多かったように思えます。とにかく制作には心が通っていました。
アルポータルが終わりひとまず区切れとなりますが、彼の残した心の「想い」が皆様の中に残り続けていただけることを心より願っております。

アルポータルはここをを通じてユーザー様と距離が身近に感じられ大変すばらしいサイトでした。
終わってしまうのは残念ですが、また新しい未来に向かってのスタートでもありますので、ユーザー様、制作者様、他関係者の皆様、またみんなで夢をみましょう!

                                                     セイムクリエイティブ 田畑三津広

 
◆アルトネリコシリーズ イラストレーター 凪良 コメント◆
◆アルトネリコシリーズ 3Dモデル製作 ntny コメント◆
◆アルトネリコシリーズ ヒュムノス担当 みとせ のりこ コメント◆
◆アルトネリコシリーズ プロデューサー 河内 厚典 コメント◆
◆アーランドシリーズディレクター 岡村 佳人 コメント◆

さよならアルポータル!いままで応援ありがとうございました!
…ということでみなさんこんにちは。アーランドシリーズのディレクター岡村です。
アルトネリコにはプランナーとして主に1・2に携わってきました。何かの寄せ書きでは 「鉄くず」とかいう名前でアルトネ3のパージネタの伏線を書いていたりしましたが、そ んなこんなでアルトネの企画には最初の頃から深く関わっていることもあり(特に初めて メインプランナーとして携わったシリーズなので)、苦労も並大抵のものではありません でしたが、それだけに自分としても思い入れのあるタイトルとして記憶に残っています。
特にアルトネの「とにかくユーザーに注目してもらい、反応してもらう」というスタンス は、私の担当しているアーランドシリーズにも引き継がれ、自分のゲームに対する考え方 の大きな柱となっています。アルトネリコというシリーズはここで一区切りになりますが、 皆さんと会える日が近々来るだろうと勝手に思いつつ、寄稿の締めとさせていただきます。

                                                 アーランドシリーズディレクター岡村佳人


◆アルトネリコシリーズ ライター 富松元気 コメント◆

毎日投稿をチェックする日々に終わりが来ようとしている。
ほっとしつつも少々寂しく思う富松です。
トウコウスフィアではおたよりコーナーを担当していました。
さて、休日も年末年始も関係なく、5年間ひたすら続いたトウコウスフィアが終わりを迎えます。
今回はエイプリルフールではありません、本当に最終回です。
当初は「50回目くらいで終わりにしよう」という話でした。
しかしアルトネリコが続く限りトウコウスフィアも続き、50回目どころか100回を突破し、現在に至るわけです。
ここまで長く続くとは思わなかったため、本が出たり、CDになったり、トウコウマターやったり、ニコニコ動画で生放送をやったりするなるなんて当然思ってもいませんでした。
そんな色々あったトウコウスフィアの思い出話を何か、と言われたのですが……正直、多過ぎてどうしたらいいか困っております。 長くなってしまうのもアレなので、本気で困った時のエピソードの中から3つほど書かせていただきます。

1・「トウコウが来ない」
覚えている方はいますでしょうか、第17回目で出番の少ないタスティエーラが引退の危機を恐れ「エイプリルフールについたウソ」を募集したのを。
しかし間の悪いことに17回目と18回目の間にアルトネ2が発表されてしまい、タスティエーラのかけた募集はスッカリと忘れ去られてしまいました。
数通だけではどうすることもできない、その結果タスティエーラは……どうなったかは18回目を確認してみてください。
トウコウは沢山来たものの、目当てのものが来なくてどうしようかと困った最初のエピソードがこれです。

2・「予想外の結末」
覚えている方はいますでしょうか、アルトネキャラ放送第4回目にて「主人公とヒロイン以外のキャラがエンディングを迎えたらどんなことになるのか」というショートストーリーをやったのを。
視聴者さんに放送中に募集をかけ、投票の多かったキャラとのショートストーリーを放送中に作成して見せるというものでした。
あれは放送数時間前に急遽やることが決定したものだったのですが、ライナーはハマかタスティエーラと、クロアはレイシャと、アオトはソーマかハーヴェスターシャになると予想し、簡単な流れを作ったメモ帳を開いて待機していました。
しかし選ばれたのはアヤタネ、シンシア、アカネとなり、見事に私の予想は全部外れてしまいました。
アヤタネが最初に来た時点で目の前が真っ暗になり、ギブアップしようかと思ったのは言うまでもありません。
今更ですが一つ皆さんに言っておきたいことがあります……アヤタネは男です、女の子じゃありません!!

3・「デレない」
ご、ごめんなさい、クローシェがデレません!!
去年からクローシェが頑張ってデレるデレると言っていたのですが、まったくデレる気配が皆無でありまして……。
何故にどうしてこんなにデレないものなのか、私もわからないのです。
……でも、最近になってわかってきました。
多分彼女は、デレようと頑張れば頑張るほどデレさせにくくなるキャラなのではないだろうか、と。
何気なく構えている時に不意打ちを食らって、しどろもどろにデレる感じがピッタリなのです。
つまり、デレるために頑張ろうという意気込みは完全に裏目になったわけで……
大丈夫、まだ時間はあるよ、頑張れクローシェ!!

さて、そんなわけでありまして思い出話を3つほどさせていただきました。
話したいことはまだまだありますが、本当にきりがないのでこの辺りで切り上げさせていただきます。
トウコウスフィア、残すところ数回(プラス色々)、見てくださっている皆様が笑えるようにまだまだ全力で頑張ろうと思いますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
それでは~。

それでもトウコウスフィアに中の人なんていないと言い続ける今日この頃……

                                                                富松 元気


◆デザイナー 辻田 裕子 コメント◆