人生: 久しぶりに東京へ、植物もいいが「ヒト」もすばらしい

(アカシデ若葉の成長力を見よ。4月15日撮影。)

 閑話休題です。

ひどい雨です。天気が不順ですが、気温は案外高めです。植物には最適な天気です。今日も東京へ向かっています。雨なので道路は大変混んでいます。

 昨日久しぶりに東京の仕事場に出かけました。ちょっと無理くさかったのですが、幸い短時間でたどり着き一安心しました。違った都会の景色を見るのも元気の糧になります。

 仕事場では、大変ご迷惑をかけているにもかかわらず、皆さん何事もなかったように迎えてくれました。感謝感激です。

 もともと人付き合いが苦手なので科学を職業にしました。管理職なぞやらされると否応なく対人相手が最も重要な仕事となり気苦労の多い日が続きました。

 致死の病にかかると考えも変わりますね。ヒトを相手することは、素粒子という無機体やものを言わない植物を相手するのと同じくらい楽しく興味深くなりました。(失礼な発言をどうぞお許しください!)今頃気がついても手遅れですが。

 今日は、2つ会議に出ます。久しぶりに皆さんと会えることが楽しみです。

 ちょっと昔の記事ですか、4月7日の朝日新聞に載った記事をもう一度読み返しています。

表題は、
クロストーク 柄谷行人さんに分子生物学者福岡伸一さんが聞く
科学者の課題は何ですか
「未来の他者」との対話が必要
温暖化論議の陰に原発推進論

 このトークは、当たり前のことが多く自明ですが、ペシミスティックなところが気になります。科学は常にオプティミスティックでなければなりません。私見ですが、ペシミスティックな態度は、理解できていない科学を対話や報告で無理して使おうとするときに起きるようです。自信のなさの表れですね。

 ヒトの頭脳は、進化し続ける科学を理解できなくなりつつある、いや、ほとんどの人たちはすでにそうなっているかもしれない、というニュアンスが臭ってきます。このことは後日もう少し考えて書いてみたいと思います。

by fewmoremonths | 2008-04-18 08:36 | 人生


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