(ちょっと古いけど、病院で咲いたコブシの花。3月27日撮影。病院の庭ともしばらくお別れだ。) 元気になると、イジワルジーサンになってしまいます。 4月7日、小宮山先生のインタビュー記事がありました。記者さんが、「大学全入時代の学長力」を調べてみたいと思って、その第一弾として東大小宮山さんが(当然のことながら)選ばれたようです。 内容をいくつか拾いだすと、 ①環境や高齢化テーマに世界の知の頂点に立つ。千葉の柏キャンパスで研究・実験。 ②逸材確保狙い海外拠点は140。近未来には、学部学士の3分の1が外国人留学生になればといいね。 ③資金集めの専門部署を作って、国が配分する資金集め、企業の寄付集め。 ④世界の問題解決に役立ち、世界の頂点に立つ。 記者さんの質問があるので、小宮山さんが自由に発信できなかったのではないかと、少しお気の毒です。 具体例をあげて頑張っていることがわかります。ぜひ世界のトップに立ってほしいですね。拍手! この記事は短いので残念です。私はもうちょっと聞きたいことがあります。 ①教授会自治の悪弊がまだ残っていて、多様な教育と研究がおこなわれているにもかかわらず、世界的にみると散漫。学長のリーダーシップでプライオリティをつけるべき。 ②外国からの学部学生(と大学院生も)にいかに東大が魅力的か、魅力的にできるか、もっと努力を。 ③国が配分する経費は、一件が少ない予算で短期事業になっている。これらは使いにくいので、資金の大幅アップを図るべき(競争的資金の大幅増)。国大協・私大協のグループで役所・政治家に圧力をかけるべき。 ④世界との知の競争、社会のグローバル競争に貢献するためには、東大が行う社会への発信が少なすぎる。小宮山さんは、産業界が博士を忌避する、グローバル競争を理解できていない近視眼的な態度を、何とか説得して、直してほしい。 ⑤(博士採用を避けるのは、産業界の給与規定が依然として年功序列になっているのが原因。専門職として、給与は契約で決めるべき。現実的な給与で専門研究開発などを行わせればよい。実績に沿って給与を上げ下げしていくべき。産業界はリスクを減らしてベネフィットを取らないと、外国に後れを取る。すでにそうなっている。) ⑥東大はなぜ国立大学でなければならないのか、納得のある説明が必要。 by fewmoremonths | 2008-04-08 23:32 | 教育
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