抗がん剤治療その18: 抗がん剤再開!このシリーズの報告を当分終わりにしたい

(我が家で芽を出したアカシデ。生命力を大発散!4月6日撮影。)

 最近、抗がん剤治療を何回も報告しました。脳腫瘍関連の問題もとりあえず1,2カ月は悪化せずに行くような気がします。今回の報告で、抗がん剤治療報告をしばらくお休みにしたいと思っております。普通の生活に戻りたい。

 順調にいけば、4月9日退院予定です。

 1月16日に、涙目に勝てず、抗がん剤TS-1を中止した後、いよいよ薬のチョイスがなくなってきました。昨年から主治医と相談していましたが、2月新薬をトライする決断をしました。

 新薬は、上皮成長因子レセプター(EGFR)に取り付いて細胞死を起こさせる「抗体薬」です。抗体は大きなたんぱく質ですが、この抗体薬の先端部分にマウスの分子が残っていて、薬の名前の中に「キメラ」という言葉が入っています(・・・ximab)。このキメラ分子のために、アレルギーの副作用が出ます。

 点滴量は、第1週:740mg、第2週~4週:460mg、と決まりました。

①2月25日、点滴開始。
②3月3日、2回目順調。吐き気等消化器系副作用なし!
③3月5日、イレウス発症。入院して3月13日ようやく退院。
④3月10日、3回目予定キャンセル。
⑤3月12日、アレルギー反応。ニキビ状皮疹。
⑥3月17日、3回目順調。
⑦3月20日ころから、肘、膝を中心に赤点発現。ちくちく痛む。アレルギー副作用。
⑧3月23日、脳腫瘍のため入院。
⑨3月24日、4回目予定キャンセル
⑩3月31日、また4回目予定キャンセル。
⑪4月3日、両足少しむくみ。
⑫4月4日、4回目順調。

 抗体薬の効果はまだ不明です。点滴が順調にいっていないため、腫瘍マーカーは今のところかなり増加傾向です。

 消化器系副作用は少ないですね。大いに助かります。しかし、アレルギー反応による皮膚の炎症が少し厄介です。赤い点々が出て、触るとチクチクします。寝るとき邪魔になります。手の指先や節々が、あかぎれになります。軟膏が必要です。あかぎれは、アレルギーというよりむしろ皮膚細胞のアポトーシスのような気がします。

 抗がん剤は脳腫瘍に効果がないとのことです。

 また、3月10日に肩甲骨へX線治療を行いましたが、最近痛みが和らぎ、治療効果が出ているようです。感謝感謝。

by fewmoremonths | 2008-04-07 23:40 | 大腸ガン治療経過


<< 朝日新聞4月7日「学長力、小宮... 抗がん剤治療その17: 初めて... >>