（我が家で芽を出したヘンリーヅタ。生命力を大発散！今日４月６日撮影。）

　３月２３日に生れてはじめて意識を失いました（手術の麻酔時を除いて）。もちろん何が起こっていたのか全く記憶にありません。このことはご報告しました。いろいろな治療を行いましたが、今日は４月６日、治療経過も１５日目に入りました。人生で２番目に長い入院になってしまいました。（最長は大腸がん手術時の４週間。）

　意識回復後は、脳内圧力が高いのか、血圧が１３０前後になっていました。ガンマ線治療の後、そして点滴の効果か、血圧は通常の１０５前後に落ち着いてきました。私は低血圧です。　

　ガンマ線治療後２日以上経ちましたが、幸い副作用が全くなく、石頭の強靭さを誇っています（今のところ）。

　最初血圧が高かったりせん妄がひどかったりしたとき、コンピュータ以外で脳を使う意思が全く起きませんでした。病院図書棚から時代劇小説を借りてきたり（大好き）、自宅から妻に新聞や、植物の本やNewsWeekをもって来てもらったのですが、読んでも頭の上を通り過ぎるだけでした。そもそも本を手に持つことが起きない。

　テレビも見る気は全くなかったのですが、昨日ころから朝のニュースに目が行くようになりました。

　昨晩、試しにということで、葉っぱの入門書：鷲谷いづみ著「葉っぱの不思議な力」（山と渓谷社）を手に持って読み始めました。うれしい！！本の記述やきれいな写真が、まるで水が乾いた砂にしみ込むように頭に入って行くじゃありませんか。新ためて、植物の多様性に感動しました。その奥にある神秘はさらに専門雑誌が必要ですが、きれいな現象を見ることができ、十分楽しみました。

　商売がら、科学関連の情報も手に入れたくなってきました。昨晩インターネットで、アメリカ科学技術政策局長官ジョーン・マーバーガー博士が下院の公聴会で発言した、アメリカの科学技術政策の要約を読みました。この情報もうまく頭に入りました。近々ご報告します。

　元気になると、投稿記事が突然難しくなるのが難点です。健康になっていく方向なのでお許しください。

　今日は、主治医の許可が得られたので自宅にちょっと帰って、猫の額の庭に元気で育っている植物を見に行きました。その後、自分のベッドで昼寝。お風呂に入る。おやつをつまむ。サラ・ブライトマンの天使の声の歌を聴く。天国で楽しんだ気がしました。今病室です。