抗がん剤治療その14: 医師の説明は積極的・ポジティブにお願いできないだろうか
(入院している病院で咲き始めたオオシマザクラ。元気で見れないのが残念。)

 昨日ガンマ線治療の説明を受けてきました。大変詳しく懇切な説明を受け、大いに納得できました。

 ひとつだけ希望があります。ただし、私の昔の商売が放射線・粒子線に関係していたので、必要な知識は一般の方と比べて深いところがあります。その上でのことで、一般の患者さんとは希望が違うかもしれません。この点お含みおきください。

 私の脳に新たな2個の腫瘍があり、そのうちの1個は残念ながら3cm弱の大きさがあり、ガンマ線治療の限界近いということでした。

 治療限界の理由は、腫瘍が大きいために放射線のドーズが多くなり副作用、つまり、むくみ、脳内圧力高さ、この影響によって、せん妄、痙攣が出るからです。

 これを聞いて大抵心配になるわけです。この説明に対応するポジティブな説明がないためです。

 私は、次のような説明をしていただけると大いに助かると思いました。

〇当医師は過去行った治療件数を説明してほしい。
〇治療件数の中で、腫瘍の大きさや個数と治療の実績(治療期間も含めたプラス、SD,PD,死亡等)示してほしい。
〇以上の情報をもとに私の治療に関するポジティブ度を示してほしい。

 次に

〇腫瘍の大きさや個数を考えた時、当医師が治療を行わず脳腫瘍を放置した件数を示してほしい。
〇ガンマ線治療の代わりに化学療法を行った件数があれば示してほしい。
〇その後、患者の容体はどのようになったか、時間経過による容体変化と件数との関係を示してほしい。

〇以上から、ガンマ線治療を推薦するかどうか、お話してほしいと思います。

 このとき、ぜひ先生の自信を示してほしいと思います。最近、治療で訴訟が増えているためか、説明がほとんどすべてネガティブになり、説明の際に、上げ足を取られないという心配がまず出てきてしまうようです。上のようなデータをしっかり示せばこのようなことはなくなるはずです。

 私は、先生の説明の中にポジティブ・定量的なことは一切聞きませんでしたが、敢えてポジティブにとらえることにしました。また、私の主治医がガンマ線治療を勧めていることも決断することにつながりました。4月3日、1泊2日で60COのガンマ線を収束させる治療を行うことにします。

 うまくいくことを期待しています。

by fewmoremonths | 2008-03-30 18:40 | 大腸ガン治療経過


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