抗がん剤治療その12、ヤンヌルカナ入院: 脳転移発見と「せん妄」

 2月に入って1、2度、記憶が薄れたり、思ったことを話すことが出来なくなることがありましたが、年のせいだと思っていました。頭が商売道具なので、これにはちょっと参りました。

 金曜日の3月15日、珍しく忙しい日をすごしました。朝7時半に家を出て21:30分に帰ってくる、私にとって厳しい1日となりました。土曜日は少し疲れたし、天気も良くなかったので1日休みました。日曜日3月16日友人ご夫婦が訪ねて来ましたが、驚いたことに彼らが、我が家に来たところから意識が全くなくなったのです。大変申し訳ないことをしました。わたくしの意識が戻ったのは、3月25日火曜日になってからでした。馴染みの病院に寝ていたのには驚愕しました。いったい何が起きたのか!!!

 家族や先生方に聞いたところ、病院に来た時、まともな言葉を話しながら、MRIを撮っていた。わたくし自体は全く意識のない状態だった。3月25日は、先生方が何回も病室に来たので何かあったのかなと疑った。状況の説明をお聞きしたところ、2個の脳腫瘍がMRIで発見された、その周りが白濁して脳圧力が高い。このためいわゆる「せん妄」が起きて意識を失った。

 ステロイドと脳圧力のための点滴を3月28日金曜日も行っています。この薬は時間が必要ですので、退院が予想よりも長くかかりそうです。
 
 脳腫瘍はほっとくわけにいきませんので、明日他の病院にガンマナイフを掛かるためまず相談に行きます。

 ついに末期がんに突入しました。2000年11月に大腸がんの手術をしてから7年以上生きてきました。どうやら主治医の先生方のおかげで長い命を得たため、比較的可能性の低い骨転移や脳転移が起きたようです。もちろん感謝しているところです。

今日はとりあえずここまでご報告します。

by FewMoreMonths | 2008-03-28 20:58 | 大腸ガン治療経過


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