抗がん剤治療その11、恐れていた骨への転移-2
(放射線発生装置・リニアック:http://ja.wikipedia.org/wiki/放射線治療、より引用。)

 昨日の続きです。

 今まで再発は肺のみだけだと内心喜んでいましたが、骨にかなりの転移があり、さらに既に痛みがあるということで、あまり希望の持てる状態にないことがわかりました。3月5日からイレウスで入院しましたが、イレウスが一段落した後、肩の痛みをどうするかがむしろ主要なテーマになってしまいました。

 1日に2回痛み止めの点滴を始めました。ある程度効果がありましたが今ひとつ。

 そこで、放射線で痛み止め治療をやろうということになり、早速放射線の先生と相談しました。治療にはいろいろのヴァージョンがある。放射線のドーズ(dose)を3グレーで10回の照射、あるいは8グレーで1回のみの方法もある。痛めをとるには、この2つの方法で効果は同じ程度とのことでした。8グレー1回の場合は、後日もう一回トライできるとのことです。

 私は2年前まで日本最大の加速器研究機構にいましたので、放射線のことは一応エキスパートの部類に入ります。自分の知識と先生のお話を聞いて、直ちに8グレー1回照射のオプションを選びました。どうも私は即決する欠点があるな。

 ちなみに、グレー(Gray)とは、1kgの物体(私の肩甲骨や周りの筋肉)に1ジュールの放射線エネルギーを吸収させること、を表します。8グレーはその8倍です。今回の放射線は、電子リニアックで加速した電子を標的にぶつけてエックス線を発生させ、そのエックス線を患部に照射するのです。機械を見るとドイツのジーメンス製でした。たいした加速器でもないのになぜ日本製ではないのだろうか、などと余分なことを考えていました。

 リニアック全体を回転させます(上の写真参照)。この装置で、エックス線の方向を上向きから下向きまで少しずつ変えて右肩に照射します。こうすると、右肩には常にエックス線が当たりますが、その他の体には集中してエックス線が当たらなくなるので、放射線障害を減らすことが出来ます。

 照射は1,2分で終わります。ほんの少しですが肩に熱を感じました。技師の方にその旨お話しましたら、気のせいでしょう、とのこと。しかし、1,2分内にジュール程度デポジットするので、本当に熱を感じたのかもしれません。別に肩の痛みとは関係ありませんが。

 さて、放射線治療の効果を大いに期待しました。当日夜、かえって肩の痛みが増えました。放射線の先生によると、反応性痛みとのこと。翌日から期待に胸を膨らましました。痛みは少し減ったような気がしましたが、無くなることはありませんでした。残念無念。

 ということで、薬を継続的に飲むことにしました。
•ボルタレン   25mg、     1日3回
•オキシコンチン  5mg、     1日2回
•オキシノーム   2.5mg    頓服
が最初の処方です。ボルタレンやオキシコンチンは痛みが強くなるにしたがって増やすようです。

 オキシコンチンは今度初めて使う薬です。オピオイドと呼ばれる化合物とのこと。ウィキペディアによると、オピオイドはオピウム(opium、アヘン)類縁物質で麻薬、モルヒネの一種らしいです。

 昨日から始めました。さすがに結構効きます。眠くなりますが。昨晩は久しぶりによく寝ました。このままいってほしいのですが。

by FewMoreMonths | 2008-03-15 18:00 | 大腸ガン治療経過


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