http://www.galaxy-express.co.jp/aboutGXrocket_final.pdf より引用。クリックすると大きくなります。) (GX2段LNGロケットの諸元:見直し前・後。 http://www.galaxy-express.co.jp/aboutGXrocket_final.pdf より引用。クリックすると大きくなります。) 前回紹介した朝日新聞記事をもう一度載せましょう。ウィキペディアと朝日新聞の記事を総合します。 •2002年に開発を開始したときの予算は96億円を予想(ウィキペディア)。 •2006年ころには、開発予算は347億円に上るといわれていた(ウィキペディア)。 •2003年時点での計画では試験機を除く開発費は既に450億円。 •それを民間、経産省、JAXAが3分の1の150億円ずつ負担。 •民間は既に400億円余を投じ、事業後の採算を考えると500億円程度しか出せない。 •JAXAが試験機も含めて700億円以上負担することを求めた。 •費用を抑えても総開発費は1500億円に達する。 ということになります。これは明らかにスキャンダルです。 そしていつもの通り、誰もその責任を取らないのです!いくつもある責任の中で特に大きな責任が3つあります。 •NASDA及びわが国民間の技術力を全く評価できなかった。 •技術力に基づかずに無謀な計画を立てた。 •その計画及び進捗状況を評価すべき宇宙開発委員会の評価能力が欠如しており、無能であった。 国の科学政策としても大きな問題があります。 •商業用に使う目的のずさんなロケット開発が、国の科学技術予算によって行われていること。 •松浦晋也氏の記事にもあるように、ロケットエンジンの基礎研究開発は科学技術上挑戦的であり十分行うべき価値はある。国の科学技術予算は、ロケットの基礎的研究開発にとどめるべき。 •その実用化は、商業化の利益を見極めたうえで、民間が行い、必要なら経産省が産業育成として支援すべき。 科学技術予算のおこぼれを頂き、爪に火をともすようにして研究しながら、世界に自慢できるような研究成果を挙げている方も多いと思います。 その裏で、科学技術とも呼べないような事業を、技術力のない民間に丸投げし、貴重な科学技術予算が惜しげもなく浪費されているのです。 by FewMoreMonths | 2008-03-02 17:43 | 科学政策
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