2007年1月、中国が、528マイル上空を周回している2200ポンドの人工衛星を、地上発射ミサイルで破壊したことは記憶に新しいところです。この破壊によって、10万個以上の破片、その内4インチ以上の大きさを持つものが2600個、を宇宙に撒き散らし、大きな非難を浴びました。 昨日のCNNニュースを要約してみましょう。 (http://edition.cnn.com/2008/TECH/space/02/20/satellite.shootdown/index.html) 「ハワイ沖太平洋に展開するアメリカ海軍のイージス艦『エリー湖』は、1基の戦術ミサイルM-3を発射し、247キロメートル上空を毎時17000マイルで飛行するミサイルに衝突させた。ミサイルは弾頭を付けずに打ち上げて人工衛星に衝突させた。人工衛星はミサイルの運動エネルギーで破壊された。破壊された人工衛星は、2006年12月に打ち上げられた5000ポンドの重量を持つスパイ衛星で、打ち上げ直後に作動しなくなったものである。」 「衛星は高熱を発していないので、イージス鑑の熱線追尾ミサイルシステムを冷熱標的用に改良した。これに多くの努力が費やされた。」 「標的となった人工衛星は1000ポンドのロケット燃料を搭載していた。衛星は3月始めに大気圏に突入して燃え尽きずに地上に落下し、毒性のロケット燃料を撒き散らす恐れがあった。 そのため、ミサイルによる破壊を敢行した。」 「破壊時に飛び散った破片のほとんどは24-48時間以内に大気圏に入って燃え尽きる。残りも40日以内に大気圏に突入するはずである。」 「アメリカ海軍は、今回の行動は軍事目的ではなく、衛星落下による被害を防ぐためである、と発表している。」 ということです。中国がやったように、破片が本当に宇宙に飛び散らなかったのなら、今回の破壊は正当化できるようです。 しかし、恐るべき性能ですね。 日本のイージス艦も戦闘技術はアメリカに引けをとらないのでしょうが、混雑した海域では、通常の船と同じように安全に十分注意して走行しなければいけません。 by FewMoreMonths | 2008-02-22 08:29 | その他
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