今日は、佐々木先生の「犀の角」を1日お休みして、CNNに載ったニュースを紹介します。 (http://edition.cnn.com/2008/SHOWBIZ/02/12/oly.spielberg.ap/index.html) スティーブン・スピルバーグ氏は誰でもご存知のように有名な映画監督です。彼は、北京オリンピックの開会・閉会式の芸術アドバイザーだとのこと。昨日のニュースによると、スピルバーグはその仕事から下りるそうです。 ==理由== スーダンの内戦で、すでに20万人以上の国民が犠牲になっており、推計250万人が家を追われた。 中国は、スーダンが輸出する石油の3分の2を購入している。代わりに、武器をスーダン政府に売っている。また、国連安全保障理事会で(スーダンの虐殺に関与している)ハルツーム政府を弁護した。 「スーダン政府は虐殺という犯罪に大きな責任を持っている。国際コミュニティー、なかんずく中国は虐殺を阻止するためにもっと行動を起こさなければならない。 中国は、経済、軍事、外交上、スーダン政府と強い関係を持っている。スーダンの情勢を変えるべく、当該政府をプッシュするチャンスも義務もあるはずだ。」 俳優のミア・ファローはいう。 「中国は、オリンピックを主催しながら、虐殺を認めるなど、なぜそのようなことが出来るのか。ダルフールの人々にはほとんど時間が残されていない。」 ファロー氏その他が、スーダン政府が先週西ダルフールの3つの町を爆撃したことを知りながら、スピルバーグ氏が北京オリンピックにかかわり続けるのはおかしいと批判した。スピルバーグ氏の今回の動きは、これに答えたものだ。 日本のメディア特に国際関係の部局は、ひどい犯罪であるダルフールの虐殺など、世界で起きている重要なことをあまり報じていないような気がします。私の関心があまりなかったためか、ダルフールの虐殺に関しては、NHKの映像でその酷さを知っただけという記憶があります。 メディアは、アメリカ嫌いということもあってイラク情勢はよく報道します。しかし、たとえば朝日新聞のイラク報道を見ると、担当記者はカイロに駐在していてバグダードなどイラクに入って記事を取っているわけではないのです。(NHKはバグダードから駐在員が報道しています。)ひどく貧弱な取材体制のもと、聞きかじりの情報を元にした、いい加減な取材記事を我々は読まされている恐れがなきにしもあらずです。 まして、スーダンに入っている新聞記者など皆無でしょう。メディアは、ダルフールに関する記事にすべき情報を持っていないのです。しかし、中国とスーダン政府との関係を調べ、アメリカとイラクの関係と同様に、中国を糾弾すべきかどうかくらいの情報は、メディアは流すべきではないでしょうか。 わが国には、もっとまともなニュースメディアが必要だと思います。 by FewMoreMonths | 2008-02-14 12:39 | その他
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