教育のお話は終わり、我が家の庭に咲く花々―6、プリムラ・ポリアンサ

(2007年12月17日撮影。クリックすると大きくなります。)

 教育の話がずっと続きました。ちょっと気分転換をしましょう。

 我が家の庭に咲く花々第6弾は、今も咲いているプリムラ・ポリアンサです。どこにでもあるような花ですが、キンセンカやリナリアとともに冬に咲いてくれるので、冬の庭がにぎやかになります。

 上の写真は昨年12月17日の撮影です。その後関東地方にも寒波が襲来して、2月3日には数cmも積もる大雪となりました。昔の仕事場の奥飛騨とは比較になりませんが、それでもひとりでに体が動いて道路の除雪を行いました。妻に叱られましたが、案の定、疲れがひどく少しがっくり来ました。

 翌日は晴天で雪は急速に融けていきました。プリムラ・ポリアンサも雪の下になりましたが、雪がなくなると再び元気な花が顔を見せました。

 花ができるとき外側から順々にできていくと、どこかで読みました。本当かどうか観察するのは難しいですね。花はつぼみの中で結構大きくなってしまいますから。花の出来方が本当にそうだとすると、プリムラ・ポリアンサは、まず白い部分を作ります。それからちょいと先端に刻みを入れなければなりません。その後赤色の部分を作っていきます。

 花弁の形やその色はすべて遺伝子によってコントロールされているはずです。ここで重要なのは、遺伝子のオン・オフの時間をどのように制御するかです。先端の刻みは、もしかしたら丸く作っておいてからその部分の細胞を削る(アポトーシス)方法を取っているのかもしれません。

 前に、葉の大きさがどのようにコントロールされているのか、まだ解明されていないことを紹介しました。花は葉が変化したものですから、プリムラ・ポリアンサのツートンカラーの花弁の出来方もまだわかっていないのでしょう。

 遺伝子の時間的制御は現在ホットな研究対象らしいですが、まだまだ簡単なことさえわかっていないようです。

by FewMoreMonths | 2008-02-06 10:19 | 我が家の庭に咲く花


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