小学校・中学校・高等学校の先生方、科研費奨励研究に応募して研究を行おう

((独)日本学術振興会HPよりコピー。クリックすると大きくなります。)

(科研費奨励研究の研究分野細目等。クリックすると大きくなります。)

 「和田中夜間塾の続きはまたまた明日に延期:先生方の忙しさをご存知ですか-2?」の記事の中で、「初・中等教育の先生方も、教育とともに、ぜひ研究を行い、その成果を積極的に発表・還元すべきと思います。教科や教育方法の改善でもいいでしょう。諸外国との教育に関する比較も重要です。先生方が居られる地域の歴史や植物(これはぜひやっていただきたい)の「学術的」研究を地道に行うことも大変面白いことと思います。」と提案しました。

 学校で先生方が自由に裁量できる経費はほとんどないと思います。しかし、ある程度、生徒と一緒に研究を行うには小額でも経費が必要と思います。

 (独)日本学術振興会が公募している「科学研究費補助金、奨励研究」を知っていますか。上のHPのコピーがその説明です。学校の先生であればどなたでも応募できます。
 (ただし、「研究計画の応募に当たり、法令、告示、通知及び所属機関等で定めた規程等により、承認・届出・確認等が必要な場合においては、所定の手続きを行わなければなりません。」となっていますから調べてから応募してください。)
 残念ながら、支給経費は10万円~100万円と小額です。しかし、研究経費は小額でも、あるに越したことはありません。詳しい説明はHPのさらに奥へ入って資料を見てください。

 小・中・高の先生方は、国語、国文学、外国語・外国文学、教育学、教育社会学、特別支援教育に多く応募しています。自然科学では、数学、地球惑星科学、生物学(動物)、健康・スポーツ科学への応募が多いようです。しかし、全国の先生方の数を考えると、まだまだ応募数が少なすぎます。

 物理学、化学、生物学(植物)へもぜひ応募し、積極的に研究を行うようお願いします。また、工学系への応募も少ないです。この分野には大学、研究機関の技術者の応募が多いから大変でしょうが、生徒とともにユニークなアイデアでチャレンジしてください。

 財務省は、需要がないと科研費といえども情け容赦なくカットします。だから、需要(応募)の多いところに経費が多く割り当てられる傾向にあります。先生方がたくさん応募すると、それにつれて配分経費の増加も可能になります。 頑張ってください。

by FewMoreMonths | 2008-02-05 10:25 | 教育


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