教育のお話はまた月曜日に、我が家の庭に咲く花々―5、アブチロン、その2

(12006年12月14日撮影。クリックすると大きくなります。)

(2006年11月1日撮影。クリックすると大きくなります。)

 先週は教育の話が長くなりました。月曜日から再開します。

 今日は昨日の続きでポピュラーな「アブチロン」の話です。

 一番上の写真は1年程前に撮りました。ガラス戸越しですので写真の色がおかしくなっています。我が家のアブチロンは冬にも平気で咲いており、花の朱色を楽しんでいます。もうひとつの楽しみは小鳥のメジロです。メジロは常にツガイで我が家を訪れますが、お目当てはアブチロンです。

 秋口には、メジロはまだうまく鳴くことができず「グルグル」というような鳴き声ですが、12月にはいると立派に「ピー」と鳴くことができるようになります。

 メジロはカップルでアブチロンの小枝の間を飛びまわり、花に取り付いて何かをついばんでいます。最初は蜜かなと思ったのですが、メジロは蜜を吸わないだろうと思い直しました。上の2番目の写真を見てください。赤と黄のチロリアンランプの下を見ると、下の方に一連の花が咲いていて、その上に種子らしきものが数珠繋ぎにくっついているのがわかります。昨日お見せした、盛りを過ぎた花には、花や種子の部分が欠落しています。メジロはどうやらこの種子らしきものをついばんでいるようです。

 今年は去年と比べるとメジロの訪問が少ないです。暖冬のため雑木林にまだ食料があるのでしょう。代わりにヒヨドリが2回アブチロンに飛来しました。ヒヨドリはメジロよりずっと大きいので、花のついた小枝にとまることができません。何度かトライするのですが、あの精悍なヒヨドリが、種子をついばむことに失敗してドタッと生垣の上に落っこちたときには、観察していた妻とともに大笑いしました。

 ヒヨドリはあまり人を怖がりません。庭の机の上にミカンの輪切りを置き、私はじっと動かずに椅子に座ります。ミカンを見つけたヒヨドリは、最初警戒して生垣に隠れていますが、数分もするとそろそろ近づいてきて、最後には机の上に乗ってミカンの輪切りを突っつき始めます。そうなると一心不乱で、人のことを思わず忘れてしまうようです。

 精悍なヒヨドリでもコケルことがあるのを見て、何かヒヨドリの欠点を知ってしまったような気がして、面白くもありました。

by FewMoreMonths | 2008-01-27 10:23 | 我が家の庭に咲く花


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