PISAとは、英語で「The Programme for International Student Assessment」、訳すと、国際生徒習熟度調査プログラム、とでもなりましょうか。OECDが主催して行うプログラムで、15歳の生徒さんを対象に、OECD各国および希望参加国が参加して、3年毎にテスト等を行っていて、2000年、2003年、そして今回の2006年が3回目となります。 2006年のPISAには、57カ国、15歳の生徒さんが40万人参加しました。大規模な調査ですね。 調査は、理科・読解力・数学の学力、そして、生徒の理科への態度・取り組み、学校およびシステムの影響という、大きく分けると3項目で行われています。私が興味を持ったのは、学力もさることながら理科への態度・取り組みの項です。 参加国は、OECD加盟国から、30カ国、その他のパートナー国から27カ国(ただし、香港や台北などの地域も含む)が参加しています。下の表がその参加国です(クリックすると文字がはっきりします)。 PISAは、単に記憶した知識を調べるのではなく、今日的な科学・技術の問題を知っているかどうかなど、幅広い観点から設問を作っています。 また、理科、読解力、数学ともに、習熟度の評点、つまり点数を1,2,3,4,5、6の6段階で表しています。6が一番得点が高く、1が最低点です。PISA2006では、それぞれの分布も詳細に示しています(だだし、1以下、6以上という評点もあるようです)。 それぞれの集計結果は大変面白いものです。次の機会から、PISA2006の記事のなかで、私が重要だと思ったデータをお示ししたいと思います。データをある程度わかりやすく変更しなおすのに時間をとられますので、継続的には行かないと思います。まあ、ご期待ください。 なお、PISA2006のすべての報告書は、 http://www.pisa.oecd.org/からダウンロードすることができます。 by FewMoreMonths | 2008-01-14 11:10 | 教育
|