抗がん剤治療ショートノートその4、錠剤「TS-1」の副作用、「なみだ目」がひどい

 (TS-1錠剤(25mg)と吐き気止め錠剤ナウゼリン)

 抗がん剤TS-1を11月26日から初めて、服用期間が約4週間になりました。前回、抗がん剤投与のいきさつは書いておきましたので、興味のある方はここをクリックしてください。簡単にまとめておきますと、

①TS-1服用後1週間で発疹のため服用を1週間中止し、服用量も1日120mgから100mgに落とした。発疹はなくなった。
②その後軽い吐き気が継続的に起きた。「4週間服用+2週間休息」のサイクルは過酷過ぎるので、主治医の先生と相談の上、「2週間服用+1週間休息」のサイクルに変更。
③12月10日から12月23日まで2週間の服用、そしてちょっと大目の休息を取り、1月3日から服用を再開。

 今日は新しい副作用のお知らせです。

 12月15日ころから目が潤んできました。12月最後の週は休息の期間ですが、なみだ目が激しくなってきました。散歩に出て冷たい風に当たると、てきめんに涙が出てきます。涙が出れば当然ハンカチ等で拭きますが、しょっちゅう拭くので、今度はまぶたが痛くてたまりません。また、仕事柄ディスプレーを長時間見るのですが、これはなみだ目をさらに悪化させました。

 主治医の先生にお聞きしたところ、なみだ目を治すにはTS-1の服用をやめる以外にない、とのこと。もう少しTS-1を試したいので、それではなみだ目など我慢しましょう、ということにしました。

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腫瘍マーカー「CEA」の数値を見ると、
①10月22日 173.1
②11月12日 233.1
③12月10日 239.4
とTS-1を使い始めてからマーカーの上がりが減った。CEAの正常値は5以下だから、239などという値は大変異常だが、どうやらマーカーは変動傾向(微分値)が重要で、絶対値は腫瘍の増大とあまり相関はないようである。
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 元旦に息子夫婦と孫、娘夫婦が集まり、家の中は総勢7人に膨れ上がって大いに楽しんだのですが、なみだ目には勝てず、18:00過ぎたころ床に入る羽目になりました。めでたさも中位ですな。

 この副作用はやはり自分で何とかしなければならないのですが、まだうまい対処方法が見つかっていません。とりあえずの方法は、

①朝起きると、目やにで目が開かないので、水洗いや綿棒等で目やにを十分落とす。
②すぐに涙がたくさん出てくるので、湿らしたハンカチを使って適宜拭く。
③さらに2,3時間おきに洗面所で目を洗う。
④目を疲れさせないよう、コンピューターの仕事を控える。
⑤散歩のときはサングラスをするが、冷たい風が吹くときは外に出ない。

 このような調子で何とかやっていけます。明日から、都心に4日ぶっ続けに出かけなければならないので、タオルとハンカチを持参しないといけません。

by FewMoreMonths | 2008-01-08 10:51 | 抗ガン剤ショートノート


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