年末の新聞に、内閣府が2006年度の1人当たりGDPの確定値を発表した、との記事がありました。内閣府のHPから数値を引っ張ってきてグラフにして見ました(上図。クリックすると大きくなり過ぎます。一度ファイルに落としてみるとよく見えます)。年毎にどのように推移したのか、また各国と比べてどうなのかを図にしました。 GDPは名目GDPというもので、国内の総生産を通貨の円で表したものです。一人当たりに直すには、単に人口で割ればよろしい。各国と比較するには、円を為替レートに従って、アメリカドルに換算します。 ヨーロッパ勢が元気です。これはユーロ高によるところが大きいです。ルクセンブルグは小国ですから気にしなくていいでしょう。ドイツ・フランスに追い抜かれたのはショックです。アメリカも着実に経済の成果を挙げています。 イギリスが元気ですね。目を引きます。10年間のブレア政権の成果です。トニー・ブレア前首相は、過去10年~20年で最も傑出したヨーロッパの政治家だった、という評価をご存知ですか。世界の評価は、イラク戦争しか目が行かない某新聞の政治記者とは大きく違っています。 日本は、円安が進んだしデフレだったから元気がないのだといわれます。 しかし、情けないじゃないですか。経済界は大学の悪口ばかり言っていないで、自分たちの成果をわき目もふらずに上げてくれなきゃ困る。「Japan is irrelevant.」なんて言われて悔しくないのか! by FewMoreMonths | 2008-01-07 13:38 | その他
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