今日はばかばかしいお話です。
私は週2回つくばエクスプレスの某駅から都心に出ています。仕事に余裕があるので、8時か9時ころ某駅に着き、帰りも7時前には某駅に戻ってきます。朝はすでにラッシュも過ぎていますし、帰りはまだ早い時間なので、某駅は比較的空いています。 駅には、地上から改札階へ、そして改札階からホーム階へ行く2台のエレベーターがあります。体調の関係でいつも両方のエレベーターを利用しています。 皆さんも感じたことがあるかと思いますが、朝も夕もエレベーターに乗ろうとした時、乗る階にエレベーターが待っていてすぐ乗れることはほとんどありません。エレベーターは上下するだけですから、乗る階に待っている確率は50%のはずだと無意識に思っていました。しかし、この確率は明らかに50%よりずっと小さいのです。私は要領が悪いほうなので、さては「マーフィーの法則」(何かが起きるときは最悪のことが起きる、という法則)が当てはまっているのかと、要領の悪さを嘆いていました。妻に言ってもばかばかしいと取り合ってくれません。 しかし、ついにその理由を見つけました。現役の皆さんはそれぞれ忙しくてこんなばかばかしいことを解決しようとも思わないでしょうが、こちらはある程度時間がありますから。 理由はこうです。朝、エレベーターに乗る人のほとんどは電車に乗ろうとする人です。夕は、逆に電車から降りて地上に出ようとする人がほとんどです。人の流れが上下一様ではないところにトリックがあったのでした。 朝、ほとんどの人は、地上階でエレベーターに乗って改札階で降ります。だからエレベーターは上から下へ人を乗せて降りていきます。人が改札階で降りると地上へ行く人がいないので、エレベーターは改札階で止まった状態のままです。次にエレベーターに乗る人は、電車に乗りたいのですから、地上階にいます。ところがそのとき、エレベーターは地下にいることになり、ボタンを押して呼ぶはめになります。だからいつもエレベーターは乗ろうとする地上階にいないのです。 改札階からホーム階に行くエレベーターも同様です。また、夕方は人の流れが逆になるだけで、カラクリは同じように働き、エレベーターはいつも待っていてくれないのです。 この状態をあえて解決しようとするなら、朝は、エレベーターが地階に着いたとき、乗る人がいないときはすぐ扉を閉めて上に登るようにすればよいのです。夕方はスイッチを逆にすればよろしい。しかし、メーカーはこんなばかばかしいことをしないでしょう。 ただし、この法則は、混雑していて上下に動く人の流れがいつもある駅では、人の流れがたとえ非対称であっても、成り立ちません。あしからず。 by FewMoreMonths | 2007-12-23 10:14 | その他
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