抗がん剤治療ショートノートその4、錠剤「TS-1」の副作用
 11月26日から抗がん剤のお薬が変わりました。2006年以来第4ラインに入ったことになります。今までの抗がん剤投与の経緯を簡単に紹介しておきます。
・2004年4月~12月     5FU(術後投与)
・2006年4月~2007年1月 オキサリプラチン+5FU (FOLFOX)(抗がん剤治療開始)(17回)
・2007年2月~3月       イリノテカン+5FU (FOLFIRI)(3回)
・2007年6月~11月      アバスチン+5FU  (アバスチン7回)
です。FOLFIRIは間質性肺炎のため3回で中止になりました。

 アバスチンの効果が薄れてきたので、11月26日からTS-1単独の服用となりました。主治医の先生によれば、この飲み薬はまだ使ったことがないので、2コース(12週間)ほど使い、つぎのCT写真で腫瘍の増殖が確認されれば、次の薬に移行しよう、とのことです。

 TS-1は、私の場合、20mgの錠剤を3錠ずつ、朝食後と夜食後の2回服用します。1週間に換算すると840mgとなり、アバスチンの時に使った5FUの量、1週間当たり900mg、に相当します。

 今日は、副作用の記録をしておきます。今日12月3日でちょうど7日間TS-1を服用したことになります。

・朝起きた時にちょっと吐き気がする。口の中がネバネバして気持ち悪い。胃の中にも何か分泌物が出ているような気がする。
・朝に歯を洗い水を飲むとだいぶすっきりする。口の中の分泌物を落とすせいかもしれない。
・食欲はあまりないが食べられる。食べた後の方が、気持ち悪さがなくなる。これも胃内の分泌物を取り去る効果かもしれない。
・鼻水がよく出る。これが結構厄介。
・3日前あたりから体が痒い。肩やおなかの周りに赤い発疹が出る。しかし、これは空気が乾燥しているとき、毎年なるのでそれがちょっとひどいためかもしれない。痒み止めローションを塗ると一時収まるが再び痒くなる。ステロイド系の皮膚役を塗ると効果があるが、完治しないようだ。TS-1のパンフレットに、10人に1人の割合で、飲み始めて数日以内に「発疹」が出ると書いてあるので、その可能性がある。
今日も痒みがなくならないので、急きょアポを取って主治医の先生に診ていただく。副作用の可能性、またはTS-1がかゆみを増大している可能性があるとのこと。今日から1週間TS-1服用中止。なんだかとても残念。

 服用を始めてから、やはり毒が蓄積していく感じがあります。散歩の距離が減少してきましたし、元気がなくなりつつあります。しかし、まだ服用を継続することはできます。

 5FUの注射は3,4日たつと毒の作用が軽減していき、そのあと2,3日ホッとする期間が取れます。TS-1は毎日少しずつ飲むので、ホッとすることがなく、その点はちょっとつらいですね。

 血液検査は2週間後なので、それ以外の副作用はわかりません。

by FewMoreMonths | 2007-12-03 13:48 | 抗ガン剤ショートノート


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