映画「ボーン・アルティメイタム」を観に行った
 昨日は土曜日ですので、いつも霞がかかったような頭をすっきりさせるため、ショッピングセンターの中にある映画館に行ってきました。先日「グッド・シェパード」を見たんですが、映画は癖になりますね。妻はアクション映画が苦手なので私一人で車を運転して朝から出かけました。

 10時ちょうどにショッピングモールの扉が開き中に入りました。今頃いるのはどうせ奥さんに追い出された老年世代と思いきや、土曜日のためか、映画の切符売り場は老年よりも若者で混んでいました。
 
 映画は、記憶喪失した元CIAの殺人マシーン「ジェイソン・ボーン」の3作目です。第1,2作はテレビの洋画劇場で観ていて、現実離れした超人のアクションドラマなので気に入っていました。今回はタイトルからわかるように最終回ということで、ジェイソン・ボーンが自分の過去を取り戻し、自分を殺人マシーンに仕立て上げた秘密組織を暴いて終わりとなります。

 ボーンの活躍場所は、モスクワ、パリ、ロンドン、トリノ、マドリード、ダンジール(モロッコ)、最後にニューヨークです。私は数年間ヨーロッパに住んでいましたので、ヨーロッパの街並みに違和感がありません。そういう意味でも楽しめました。「アルティメイタム、Ultimatum」という単語も「ウルティマートム」とついドイツ語風に読んでしまいます。こんな風にいろいろな都市が出てくると、ニューヨークはむしろ東京に雰囲気が近いことがよくわかりますね(逆に東京がニューヨークに近い)。

 格闘あり、カーチェイスあり、陰謀あり、ハイテク情報機器の羅列ありで、久しぶりに頭の霞が晴れました。

 グッド・シェパードの主役と同じマット・デイモンが主役でした。彼はむしろ華奢な作りで殺人マシーンとは思えないところに意外性があります。

 グーグルでMatt Damonを検索したら769万件のヒットがありました。ウィキペディアで調べると、父親は不動産屋兼税理士、母親はレスリー大学教授ですが、両親は早くに離婚したとあります。兄が一人いて高名な彫刻家だそうです。子供時代、マサチューセッツ州ケンブリッジに住み、公立高校卒業後ハーバード大学に入学するも映画のため12単位を残して中退しました。どうりでインテリっぽいところがありますね。映画の脚本も手がけ、今後は監督業も行うそうです。

 彼は、アメリカの大金持ちですから、慈善事業に熱心です。第三世界の貧困とエイズ対策に取り組む組織「ONE」を支援し、また面白いことに、アメリカのジャンク・メール(日本のダイレクト・メールのことか)撲滅の組織の理事を務めています。世界の虐殺を防ぐための組織「Not On Our Watch」の創立にかかわったとウィキペディアに出ています。若いながらも、このあたりが日本の有名俳優とかなり違うところでしょうか。

 ジェイソン・ボーンは、知らなかったのですが、ロバート・ラドラムの小説にあったんですね。昔、ラドラムの翻訳小説は愛読していて、ほとんど読んだつもりだったのですが、恥ずかしながらジェイソン・ボーンの出てくる小説は読んでいませんでした。翻訳では「最後の暗殺者」というタイトルでした。どうせ暇な年金生活、Amazon.comで思い切って英語版を注文しました。読み切る時間が残っているかな。
 中古かもしれませんが3冊で〆て3104円。

by FewMoreMonths | 2007-11-18 15:19 | 人生


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