恐ろしく高い秋夕の物価(下)

景気不安・家計負債など負担増加、長期間の豪雨で物価が大幅上昇

 京畿道の九里農水産物卸売市場では24日、15キロ入りリンゴ1箱の卸売価格が3万3700ウォン(約2390円)と、昨年同期間の1万5370ウォン(約1090円)に比べて暴騰した。ソウル市内にある大型スーパーマーケットでは、1年前に2万3880ウォン(約1690円)だった梨10個入りの箱が、今年は2倍以上の4万9000ウォン(約3470円)で販売されている。茶礼床の料理に欠かせない卵(30個入り)も6940ウォン(約490円)と、昨年に比べ11%以上も値上がりした。

■大型スーパーよりも在来市場が低価格、セール期間にあらかじめ準備も

 では、秋夕の茶礼床を賢く準備するためにはどうすればよいのだろうか。

 農水産物流通公社(aT)は、大手流通業者よりも在来市場を利用する方がより低価格で茶礼床を準備できるとアドバイスした。同公社が25日、米、牛肉、白菜、梨など26種の祭祀用品の価格を調査した結果、在来市場15カ所(5大都市)での平均購入価格は18万8380ウォン(約1万3350円)、大型流通業者25カ所(13市・道)での平均購入価格は25万9876ウォン(約1万8420円)だった。在来市場が大手流通行業者よりも38%ほど安いことになる。在来市場の価格が大手流通業者よりも安かった品目は、ワラビ(31.7%)、キキョウの根(40.5%)、緑豆(40.6%)、ゴマ(51.9%)。在来市場の方が高かった品目は、白菜(131.9%)、大根(100.5%)、冷凍スケトウダラ(101.2%)などだった。

 専門家らは、茶礼床のお供え物のうち、傷みにくいものは事前に購入しておくと、より低価格で準備できると話す。大韓主婦クラブ連合会のパク・ジェソン部長は「日本酒のような酒類や、小麦粉などの加工食品はあらかじめオンラインショッピングのセールや大型スーパーのセールを利用すれば40%ほど安く購入できる」と話した。

 大部分の主婦が、新鮮さを重視し秋夕直前に購入する肉類や果物も、セール期間を利用してあらかじめ準備しておけば、大幅に安く手に入れることができる。消費者市民団体のキム・チャヘ事務総長は「冷凍保存ができる品物はあらかじめ準備し、さらに秋夕当日には価格が大幅に下落するため、足りない分は当日に買うのもコツだ」と話した。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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